しょうがには筋肉痛を和らげる効果も

[ニュース・トピックス] 2013年6月03日 [月]

facebook
twitter
google
B

香り成分のシネオールに消炎作用が

(この画像はイメージです)

 しょうが(生姜)にはさまざまな効能があります。なかでも、しょうがの辛み成分であるジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンには血行を促進する作用や、体を温める働きがあるほか、新陳代謝を活発にし、発汗作用を高める働きがあります。
 最近では、つわりなどの吐き気にも効果があることが知られています。さらに、運動のしすぎによる筋肉痛を和らげる効果があることも明らかになっています。
 しょうがの香り成分であるシネオールには、食欲増進の働きがあり、疲労回復や夏バテ解消に役立ち、健胃や解毒、消炎作用もあるといわれています。これが、筋肉や関節の炎症に働きかけると考えられています。

最大で25%、痛みが減少

 米ジョージア州立大学とジョージア大学らの研究チームによって行われた研究では、11日間、1日2グラムのしょうがを生で食べるグループ34人と熱処理したしょうがを食べるグループ40人、そしてしょうがを食べていないプラセボ群11人で、激しい運動による肘の痛みが変化するかどうかを観察しました。
 実験の結果、生のしょうがでは25%、熱処理したものでは23%、痛みが和らぎ、鎮痛剤としてのしょうがの有効性が実証されました。(太田みほ)

記事の見出し、記事内容、およびリンク先の記事内容は株式会社QLifeの法人としての意見・見解を示すものではありません。
掲載されている記事や写真などの無断転載を禁じます。

「痛み」の注目記事