ちゃんとつけていますか?リウマチ治療の記録

[ニュース・トピックス] 2014年12月12日 [金]

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生物学的製剤の登場で進歩したリウマチ治療

(画像はイメージです)

 女性に多い免疫疾患のひとつ「リウマチ」。厚生労働省によるとその患者数は、70~80万人にのぼるといいます。以前は不治の病と恐れられていたリウマチですが、生物学的製剤という新しいお薬の登場で、近年その治療は劇的に進歩しました。
 しかし、いくら進歩したとしても、その治療法を知らなかったり、適切に継続できなかったりしたら、最良の結果は期待できません。
 では、リウマチ患者さんたちは服薬など治療の管理をどのように行っているのでしょうか。株式会社ウェルビーがリウマチ患者さん781名を対象に行った「リウマチ患者リサーチ」の結果から考えてみましょう。

記録をつけている患者さんはおよそ4割

 まずこの調査では、リウマチ患者さんたちが普段どのように情報収集を行っているのかについて質問。すると回答者の7割以上が「疾患情報収集にインターネットを利用する」と回答しました。なんとこの数字は「医師」と回答した人(約6割)よりも多く、いわゆるIT技術が発展した現代では、患者さんたちは新たな情報源をインターネット上に求めていることがわかります。
 また、服薬管理・症状管理のやり方を尋ねたところ「自分で準備したノートに記録」が20.7%で最多、次いで「病院でもらった手帳に記録」が15.5%で、その他の方法も合わせると、約4割の患者さんや家族が治療の記録を継続的に残していることがわかりました。
 情報収集に関しては、IT化の波が押し寄せているようですが、記録に関してはまだまだ“紙”ベースの方が多いようですね。今後、さまざまなアプリケーションや記録方法が登場することになりそうですが、重要なのは「何を使うか」ではなく「どのように継続するか」です。周りに流されず、自分がベストだと思う方法で記録を残していきましょう。(QLife痛み編集部)

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