専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

医学研究所北野病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器センター(消化器内科)

分野

消化器・一般内科

特色

尾崎センター長の着任に伴い、消化器センター内科および外科の消化器癌(食道、胃、大腸、肝臓、胆道、膵臓)に対する臨床病期毎の治療方針を統一させた。以後、随時臓器別担当者が外科内科の枠を超え、さらには他診療科と情報交換を行いその患者さんに最適な治療方針を提供することをセンターの目標として対応している。特に消化器センター内科では主に、内視鏡的診断および治療、切除不能進行消化器癌に対する化学療法、そして肝疾患に対しては肝炎の治療導入から肝臓癌の経皮的および経動脈的治療を行っており、地域の拠点病院として24時間体制で緊急患者を受け入れている。

症例数

入院患者年間約1,300人(平均在院日数12日)、外来患者年間約37,000人(平均約130人/日)、内視鏡検査年間約11,000件

上部消化管(食道、胃)=スクリーニングには経鼻内視鏡による苦痛の少ない検査を、食道癌、胃癌の精密検査にはNBI拡大内視鏡および色素内視鏡にて正確な深達度診断および範囲診断を心がけている。上部消化管のESD件数は09年度で84件(食道表在癌14件、早期胃癌59件)。新しい試みとしては、胃内腔突出型のGISTに対して、ESDの技術を活用した内視鏡補助下腹腔鏡下胃部分切除(LECS)を外科と共同で開始し、09度に7件行った

小腸=出血源不明の消化管出血に対してカプセル内視鏡検査および小腸ダブルバルーンを行っている。また、上部下部内視鏡検査および小腸X線透視にて確定診断を得ないクローン病疑い、患者18人に対してカプセル内視鏡検査を行ったところ、7人で確定診断を付けることができ有用性を報告している

大腸=大腸腫瘍性病変の診断にはNBI拡大内視鏡検査および色素内視鏡(クリスタルバイオレット染色)にてsm深部浸潤癌の診断を行っている。また、大腸ESD件数は09年度に11件試行し、総計で25症例となっており、現在高度先進医療として申請中

緊急内視鏡=24時間体制で緊急内視鏡の受け入れをしており、年間の緊急内視鏡は約300件(ERCPを除く)で、止血処置を行う症例は例年上部60件前後、下部10件前後で、初回内視鏡治療での永久止血率は95.5%

肝臓部門=09年度は肝臓癌の治療として年間106例にラジオ波焼灼療法(RFA)を、131例にTACEを施行した。転移性肝腫瘍については原発巣がコントロールされ2cm以下程度のものにRFAを施行している。B型肝炎に対する核酸アナログ投与例は総計166例(08年末)で90%以上が非活動性の状態にコントロールされており、C型肝炎のPEGインターフェロン治療症例は285例(08年末)で難治例に対して72週治療を早期から導入した結果、高齢者が多いにもかかわらず50%の奏功率が得られている

胆膵部門=09年度は年間320件のERCP、341件の超音波内視鏡検査 (EUS)、36件超音波内視鏡下生検法(EUS-FNA)、5件のInterventional EUS(急性膵炎後の仮性膵嚢胞ドレナージやPTCDおよび経乳頭的胆管ドレナージの不可能な悪性閉塞性黄疸症例に対してEUSガイド下胆道ドレナージ術)を行った。その他、ダブルバルーン内視鏡を応用することで、従来では処置困難であったRoux-en-Y再建術後の総胆管結石症例、胆道狭窄症例、胆管空腸吻合部狭窄に対する治療、慢性膵炎に伴う膵石の症例ではESWL(09年度8例)を行い、内視鏡的治療と組み合わせて良好な治療効果を得ている。 2007-2009年における切除不能膵臓癌に対する化学療法およびBSCの平均生存期間はそれぞれ11.5ヶ月と7.4ヶ月、胆道癌は12.9ヶ月と6.0ヶ月といずれも全国平均より良い成績となっている。さらに、対象患者は限られるが放射線化学療法も取り入れ始めた

炎症性腸疾患(IBD)=10年4月からは京都大学消化器内科講師・仲瀬裕志先生の下でトレーニングを受けた吉野琢哉医師が着任してIBDの診療を行っている。特に京都大学大学院時に臨床研究において、潰瘍性大腸炎の増悪因子であるサイトメガロウイルス感染の早期診断法を確立し、サイトメガロウイルスが合併した難治性潰瘍性大腸炎に対する新たな治療法を開発した。現在、北野病院にも同診断法および治療法を導入しているところである

専門医の外来受診を希望される方は紹介状が必要です。紹介状のある方=主治医の先生に紹介状を記載してもらい主治医の先生から北野病院地域医療センターを通して外来予約が可能です。但し、患者ご自身での予約は出来ません。紹介状の無い方=まず外来担当医の診察を受けて頂き、必要な検査(採血、画像など)を受けた後、専門医の外来を予約して受診して下さい。

医療設備

電子内視鏡(ハイビジョン、NBI拡大観察)、経鼻内視鏡、超音波内視鏡(ラジアル、コンベックス)、小腸ダブルバルーン内視鏡、カプセル内視鏡、ラジオ波治療装置、経皮的胆道鏡、傾口的胆道鏡、ESWL(膵石)など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

消化器センター・外科

分野

消化器・一般外科

特色

医学研究所が設立母体である当院は科学的根拠に基づき、患者に最適かつ最良の治療方法を見つけだし、治療にあたることを理念とし医療を行っている。06年度より従来の消化器内科と外科を統合し発足した消化器センターにおいても消化器癌の治療に際し、最新の研究成果・知見をいかに臨床に導入すべきかを検討しつつ、効率のよい集学的治療を目指している。ともすると敬遠されがちな再発癌への対応としては初期治療のみならず、厳重な術後フォローアップに力を入れ、早期診断、治療への新しい取り組みに努めている。

症例数

年間の全手術数は約750例

食道癌=年間手術症例15~20例。ごく早期の癌に内視鏡的粘膜切除を行う以外は、開胸・開腹手術を標準術式としている。進行食道癌に対しては術前化学療法を積極的に施行、良好な成績が得られつつある。手術術式については、症例に応じて低侵襲化を目指した腹腔鏡/胸腔鏡補助下手術を導入している。術後は必要に応じて放射線療法を併用している。早期癌といえども予後不良な食道癌に対しては、徹底した集学的治療が必要と考えている

胃癌=年間手術症例70~80例。早期胃癌は進行度に応じて、「内視鏡下粘膜切除術」か「腹腔鏡補助下幽門側胃切除」を原則としている。なお病変部が胃体上部にある場合には一般には「胃全摘術」が行われるが、我々の施設では「噴門側胃切除術」を積極的に行い、術後のQOLおよび癌の根治性に関して満足のいく結果を得ている。進行胃癌に対しては、これまでの経験から拡大手術だけでは必ずしも予後の改善には結びつかないため、約1~2カ月間化学療法を行ってから手術を行う「術前化学療法」を積極的に行い、良好な成績を得つつある。5年生存率=StageI:96%、II:77%、III:48%、IV:11%

大腸癌=年間手術症例100~120例。結腸癌の早期癌に対しては、消化器センターにおいて内視鏡的切除術を第一選択として行っている。外科的切除の適応症例に対しては原則的に腹腔鏡下結腸切除を施行している。高度進行癌においては、術前化学療法による腫瘍縮小の後、徹底したリンパ節郭清・隣接臓器合併切除を積極的に行っている。直腸癌では術後のQOLを考慮し、できる限り肛門温存、自律神経温存に努めており、また原則的に腹腔鏡下直腸切除/切断を施行している。また進行直腸癌に対しては、術前化学放射線療法後に切除しており、良好な成績を得ている。大腸癌の大きな予後規定因子である肝転移に対しては、肝切除を中心とした集学的治療が必要で、切除可能例に対する術前化学療法(FOLFOX)のみならず、切除不能例に対する化学療法(FOLFOX/FOLFIRI+Bevacizumab/Cetuximab)によるdown-staging/down-sizing後の拡大切除も積極的に導入している。5年生存率=StageI:94%、II:86%、III:68%、IV:22%

肝癌=年間手術症例20~30例。肝細胞癌は、肝炎→肝硬変→肝癌といった一連の疾患である。腫瘍進行度と肝予備能に基づき、肝切除・TACE(肝動脈化学塞栓術)・RFA(ラジオ波焼灼)・肝動注療法・化学療法・分子標的治療薬(Sorafenib)など多岐にわたる治療法から選択または組み合わせた総合的/集学的治療を行っている

膵胆道癌=年間手術症例20~30例。膵癌については、動脈浸潤陽性以外の局所進行癌に対しては積極的に切除し、術後GEMまたはS-1による補助化学療法を行っている。切除境界領域癌に対してはGEM+S-1の化学療法でdown-stagingが可能になれば切除を行う。切除不能膵癌に対してはS-1併用の化学放射線療法や血行改変(癌病変への血流を単一化する)を伴う動注化学療法にて治療を行っている。胆道癌は外科的切除が原則であり、血管合併切除も積極的に施行している。進行胆嚢癌や肝門部胆管癌では、術前門脈塞栓(経皮経肝的または経回腸静脈的、後者の場合は試験腹腔鏡で腹膜播種の有無を確認後、小開腹で施行)にて残肝容量を増加させ、安全でより根治的な切除を目指している

★その他、胆嚢摘出術は年間100~120例、鼠径ヘルニアは年間100~120例(Kugel法が約7割)。

医療設備

MRI、CT、RFA(ラジオ波アブレーション)、腹腔鏡下手術装置、超音波外科吸引装置、アルゴン波凝固装置、X線ナイフ。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

呼吸器内科、放射線治療部と呼吸器センターとして一体化して個別症例に対しトータルな治療を行うべく運営している。外科が扱うのは原発性肺癌・転移性肺癌などの肺悪性腫瘍、自然気胸・肺嚢胞・肺気腫などの気腫性肺疾患、肺真菌症・膿胸・抗酸菌症などの感染性疾患、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、手掌多汗症など呼吸器外科全般の手術を行っている。他科との連携も密で、神経内科と重症筋無力症に対する拡大胸腺摘出や整形外科と上部腰椎の前方固定において非開胸切開、耳鼻科と境界領域の手術などを行っている。

症例数

2009年の手術症例は全身麻酔手術227件 そのうち肺癌手術80件、悪性腫瘍手術24件、胸腔鏡下手術126件(完全鏡視下肺葉切除32件)などで症例は前年比微増であるが胸腔鏡下手術を増やしている。その他では局所麻酔手術44件 気管支鏡検査140件などであった。肺癌5年生存率はIA期80%(GGOを除く)、IIIA期38%が症例が多く全国平均と変わりがない。進行がんに対しては術前化学療法を行い奏功例に対し拡大手術や可能ならば気管支形成、血管形成などを行い機能温存に努めている。術後治療は個別化を目指し遺伝子変異や抗癌剤感受性試験またはそのマーカーに基づき行っている

外来診療=月‐土(第2土は休み)。月・水=瀧。受付は午前9時-11時、あらかじめ予約すれば曜日、時間は変更可。

医療設備

CT、MRI、シンチ、エコー、ハイパーナイフ、定位脳照射、レーザーなど。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

心臓センター

分野

循環器科

特色

1928年に開設された歴史と伝統ある病院。01年に新病院に移転し、07年に心臓血管外科を設立した。また、08年よりカルトシステムを導入し不整脈診断、治療の高度化を図っている。院内に循環器内科医が常駐し24時間体制で診療を行っている。心臓センターは循環器内科、心臓血管外科を合わせて45床(うちCCU4床)で、外科、内科が一つのチームとして重症患者、救急患者に対応している。高度先進医療技術を用いる診療のレベルアップに努力するとともに、治療を選択する場合には患者の全人的評価をもとに十分な説明と話し合いを行うことを旨としている。心不全、急性心筋梗塞、狭心症、心臓手術後の患者に対しては心臓リハビリテーション(運動療法)を行い、生活の質と予後の改善を目指している。当院は研究所施設であり、研究志向の病院として特色を持つ。大阪駅から徒歩10分の距離にあり、地下駐車場も完備している。

症例数

09年症例数は、入院患者871人、心臓カテーテル検査733件、冠動脈形成術134件、末梢血管形成術32件、不整脈アブレーション41件、ペースメーカー(新規、交換)63件、植え込み型除細動器植え込み(CRT-D含む)12件、開心術48件、その他全麻手術24件

★症状改善と長期予後改善を目標に、冠動脈形成術は不必要に多用せず、狭心症の原因となる病変であることを確認して行う方針

★カテーテルは基本的に橈骨動脈から行っている

★入院待機期間は2週間以内

★検査後カテーテル検査の造影画像入りCD-ROMをかかりつけ医と患者にお渡している

★先端医療として大動脈瘤ステント治療、閉塞性動脈硬化症の血管再生治療、重症狭心症の可動ベッド治療に取り組んでいる。

医療設備

CCU4床、心臓カテーテル装置、カルトシステム(不整脈診断)、心エコー(経食道含む)、心臓核医学検査、トレッドミル、ホルター心電図、CT(冠動脈CT含む)、MRI、人工心肺装置、心肺補助装置(PCPS)、大動脈内バルーンパンピング(IABP)、心血管リハビリテーション施設など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

腎臓内科

分野

腎臓内科

特色

一次性、二次性を問わず、腎臓内科疾患のすべてを対象として、軽微血尿から腎炎・ネフローゼ、保存期腎不全、血液浄化療法要する慢性腎不全、さらには腎移植まで総合的に対応している。医学研究所として、臨床的及び基礎的研究を院内外と協力して遂行している。腎病理に関する地域合同カンファレンス〈京大北野腎病理カンファレンス(京都)、関西腎疾患カンファレンス(大阪)〉をそれぞれ月に一度主催しており、京都では4カ月に一度強化カンファレンスを行って、腎病理協会からの出張講義を依頼している。CKD(慢性腎臓病)地域連携パス(すべてのステージのCKDを対象)を地域医療連絡センターとともに共同開発し、かかりつけ医と約200例で循環型医療連携を運用中。一方、腎臓病看護師外来を併設しており、すべてのステージのCKD患者への生活指導を行うとともに腎代替療法(血液透析、腹膜透析および腎移植)に関しての事前説明を施行。CKDステージ3-5期を対象とした多職種参加型腎臓病教室(医師・看護師・栄養師・薬剤師・検査技師・ソーシャルワーカー)を年2シリーズ実施中。

症例数

腎臓内科外来患者数は月間約2,000例。入院患者数年間約400例

★一次性、及び二次性腎疾患では腎生検(年間150例、5日間入院)下で組織診断を行い、薬物療法に加えて、血液浄化療法も併用して、積極的に治療を展開する。IgA腎症症例には、中等度リスク群以上で細胞性半月体形成率の高い症例には、パルス療法を含む治療のため短期入院(2週間)を行う。扁桃摘出は症例により行うが、後療法のパルスは1回のみ。難治性ネフローゼ症候群を呈する巣状糸球体硬化症にはステロイド治療に不応性のものに、LDL吸着療法を行い、寛解導入とステロイド量の軽減を達成している。急速進行性糸球体腎炎をきたすANCA関連血管炎・腎炎に対しては、IVIg療法の治療的研究を厚生労働科研のもと行っている。膠原病に合併する二次性腎病変への対応では、リウマチ・膠原病科と血漿交換療法も駆使して共同で治療に当たる。糖尿病性腎症やCKD3-5の保存気慢性腎不全に対して、週末教育入院あり

★血液浄化センターでの病床数は31床、年間対応患者約350名(新規導入;血液透析50例、腹膜透析5例)で急性および慢性腎不全に対しての血液透析療法および血漿交換・吸着療法などの各種アフェレシス治療を年間13,000件施行(入院患者;35%)。腹膜透析患者25名。内シャント手術年間80例、シャントPTA年間50例。透析患者における脳卒中・心筋梗塞・がん手術等の合併症に対しては随時対応し、ICU・CCU・SCU・NICU・クリーンルームへの出張透析可能。二次性副甲状腺機能亢進症に対しては薬物療法のほか、副甲状腺切除術を施行(腎臓内科入院・耳鼻咽喉科手術)。閉塞性動脈硬化症に対して、G-CSF動員自家末梢血単核球を用いた細胞治療の前向き研究を実施中

★生体腎移植:2006年より開始、夫婦間移植も含めて泌尿器科、血管外科との共同で症例を増やしつつある。

医療設備

CT、MRI、ドプラエコー、DEXA、など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

泌尿器科全般の治療成績ならびに患者さんのQOL(生活の質)の向上に努めている。特に内視鏡を用いた低侵襲手術により、できるだけ小さな傷で、痛みを少なく、短い入院期間を目指している。

症例数

09年度の泌尿器科手術総件数は441件。そのうち経尿道的前立腺切除術25例、前立腺全摘除術24例、腎摘除術(腎尿管全摘除術を含む)25例、経尿道的膀胱腫瘍切除術117例、膀胱全摘術5例

★前立腺癌に対しては、早期診断・治療のために、PSAを指標として積極的に前立腺針生検を行っている。過去10年間(99~09年)で、1,312人に対し前立腺針生検を施行し、547人(42%)に前立腺癌を検出している。そのうち、235人はPSA 10以下で、根治手術可能な早期癌症例であった

★腎癌については、限局癌であれば原則腹腔鏡(後腹膜鏡)手術を施行している。特に2cm以下の小腫瘍に対しては、腎部分切除術を選択し、腎を温存している

★膀胱癌は大多数が表在性であるため、経尿道的内視鏡切除術(TUR-Bt)により膀胱を温存しているが、浸潤癌に対しては、膀胱を全摘除し、回腸導管による尿路ストーマ、もしくはストーマのない自排尿型の人工膀胱作成を行っている

★治療成績については、90年以降の北野病院泌尿器科悪性腫瘍手術症例のデータベースを作成し、遠隔成績をホームページに開示している

★90年~08年までの前立腺癌の手術症例の5年生存率は99%、腎癌手術症例の5年生存率は88%(そのうち限局癌(T1、2)の5年生存率は97%)、表在性膀胱癌手術症例の5年生存率は97%、浸潤性膀胱癌手術症例の5年生存率は73%であった。

医療設備

CT、MRI、超音波診断装置、尿力学検査装置、ESWL、リニアックなど。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

整形外科

分野

整形外科

特色

当院は1928年(昭和3年)2月に病床数120床をもって、京都大学医学部に付属する臨床医学研究用として開設された。01年に新病院が開設され、地上14階、病床数741床で現在に至っている。高齢化が加速する現代社会において、単に長寿である生命寿命よりも、活動性の高い生活を長期間維持する健康寿命をのばすことが重要であると我々は考えている。治療における原則的な方針として、高齢者疾患に対しては保存治療を第一選択としている。一方、手術治療が必要と判断される場合には、原則として年齢制限はないと考えている。牽引療法・温熱療法・薬物療法(注射を含む)などの保存治療については近隣の診療所・クリニックなどに依頼し、当院では手術治療を中心に据えている。手術治療は整形外科全般に関して行っているが、特に脊椎外科・人工股関節・人工膝関節に重点を置いている。

症例数

09年の手術件数は764例である。その内訳は、頸椎53例、胸腰椎161例、人工股関節53例、人工骨頭18例、人工膝関節71例、手の外科48例、膝関節鏡36例

★脊椎外科は、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、分離・すべり症、脊柱管狭窄症、後縦靱帯骨化症、腫瘍など、あらゆる疾患に対応し、最近漸増している高齢者の脊椎疾患では、適応があれば積極的にインスツルメントによる内固定を行い、早期離床を図っている。頸椎前方手術はプレートを用い、後方手術は腰椎だけでなく頸・胸椎でもペディクルスクリューを積極的に用いることで強固な内固定を得て、早期社会復帰を実現している。また腰椎椎間板ヘルニアに対しては、顕微鏡手術に加えて最新の内視鏡を用いた低侵襲手術も導入しており、さらに入院期間を短縮している

★人工関節は当院では70年代からの歴史を持ち、その良好な臨床成績に基づいて更なるインプラント、手技の改良に取り組んでいる。変形性股関節症やリウマチ、大腿骨頭壊死に対する人工股関節は日本人にあったデザイン、脱臼しにくいアプローチの導入により、高い患者満足度を得ている。高度脱臼例から再置換例などの再建の困難な症例も、人工骨、同種骨とプレートを用いて再建を行い、良好な成績を得ている。臼蓋形成不全には京大式の臼蓋形成術を中心に行っている。変形性膝関節症・リウマチ膝に対する人工膝関節では手技の改良、最新のインプラントの導入、早期リハビリおよびクリニカルパスにより術後3週間で退院可能である。変形性膝関節症に対してはプレート固定の高位脛骨骨切り術も行っている

★上肢の外科は、手根管症候群・肘部管症候群などの末梢神経障害、関節リウマチ、肩関節脱臼・腱板損傷、手指腱損傷・骨折、ばね指など、幅広く手術治療を行っている

★膝関節鏡は、スポーツ傷害(半月板障害・前十字靭帯損傷)だけでなく、中高年の半月板変性損傷にも積極的に対応している

★その他、骨折に対しては、可能な限り解剖学的整復と強固な内固定により早期運動を目指しており、特に大腿骨頸部骨折など高齢者骨折に対しては内科などと連携しながら合併症に注意して、可能な限り手術治療を行い、早期離床に努めている。離床後は大阪市周辺のリハビリテーション病院と共有のクリニカルパスを応用することにより、早期の自宅療養を可能にしている。

医療設備

MRI、CT(3D)、骨密度測定装置(DEXA)、電気生理学検査、骨シンチ、手術ナビゲーションシステム、無菌手術室、手術用顕微鏡など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

形成外科

分野

形成外科

特色

京都大学と共に医学研究と治療を行う施設。美容外科の手技を取り入れ、先天性奇形、傷あとなどをきれいに治すことを重視している。乳癌患者に対し、人工乳房による乳房再建手術を行っている数少ない病院の一つである。詳しくはホームページを。

症例数

年間手術件数は予定手術で1,700例。他に緊急手術、他科との合同手術がある

★美容外来:光線治療器による脱毛治療、シミ、シワ、そばかす、赤ら顔の治療。レーザーによるホクロ、イボ、老人性色素班の治療。肌のアンチエイジング相談可能である。近年、男性の受診も増加している

★乳房再建:乳癌手術後の乳房変形に対し、お腹の筋肉や背中の筋肉で乳房を再建。また希望により、組織拡張器でポケットを作成した後、シリコン製の人工乳房(保険対象外)で再建する

★先天性奇形:唇裂に対しては生後2~3カ月での早期手術を実施してる。口蓋裂は体重10kgを目安に手術を行い、言語訓練、歯科矯正についても指導する。多指症は一度の手術で完治を目指している

★リンパ浮腫:四肢のリンパ浮腫に対しリンパマッサージとストッキングによる保存的治療を行っている。リンパ管静脈吻合手術も必要時実施している

★下肢静脈瘤:下肢のだるさやしびれ感を、逆流静脈の処理、ストリッピング手術、硬化療法で治療している。細い血管に対してはVビームで整容的改善も行っている

★眼瞼下垂症:高齢化に伴い近年増加傾向。簡単な手術で改善する。当院では手術が多く早目の予約がベターである

★顔面外傷・顔面骨骨折:他院からの紹介患者が多く、骨折部位をプレート固定する場合が多くなっている

★顔面腫瘍:美容外科の手技を用い、できるだけきれいに切除する。レーザーで治療する場合もある

★瘢痕・ケロイド:引きつれがある場合は手術が必要である。それ以外は圧迫治療やステロイドの注射を行っている

★血管腫などのアザ:ダイレーザーの最新器、(Vビーム)を導入し効果を上げている

★手の疾患:けが、腱の断裂、骨折だけでなく、その後の変形や後遺症にも対応している。また指、手首の運動障害、痛み、しびれ感、できもの(腫瘍)の治療も実施している

★やけど:治った後に残る傷跡を最小限にするように心がけている。重症の場合は入院治療となる。

医療設備

I2PL、炭酸ガスレーザー、イオン導入器、超音波、Vビーム。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

産婦人科

分野

産婦人科

特色

大阪市梅田に近い病床数707床の総合病院(産婦人科61床)で、01年9月に現在の新病院に移転し、地域基幹病院として産婦人科全般の診療を行っている。特に内視鏡下手術に力を入れており、年間約300件の内視鏡下手術を実施している。05年11月より女性骨盤外科センターが併設され、骨盤臓器脱、尿失禁の手術を数多く手がけているだけでなく、専門看護師による排尿ケア外来を備え、患者さんの悩みに個別に対応している。また、婦人科悪性腫瘍手術件数も多く、最新の医療機器を駆使し、手術時間・出血量の減少を図り、侵襲の少ない治療を心がけている。加えて、放射線科専門医による放射線治療も充実し、外来化学療法も積極的に取り入れ、QOL(生活の質)に配慮した集学的がん治療の実践に努めている。産科病棟はLDR仕様分娩室4室を備え、アロマセラピー、有名ホテルの祝い膳の提供など、患者アメニティに配慮した快適なお産を目指している。また、MFICU(母体・胎児集中治療室)2床を設置し、小児科医・麻酔科医の協力の下、緊急時の受け入れ体制を整備し、大阪産婦人科相互援助システム(OGCS)の準基幹病院として周産期救急医療にも対応している。病院機能評価機構の厳しい審査に合格しており、日本産科婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設、周産期専門医制度指定研修施設、日本婦人科腫瘍学会専門医制度指定修練施設、日本産科婦人科学会生殖補助医療実施登録施設でもある。

症例数

2009年の産婦人科外来患者総数は33,571人で、主総手術件数1,053件(開腹手術382件、鏡視下手術392件、腟式手術279件、産科手術177件)、総分娩数642件であった

内視鏡下手術=392件の鏡視下手術を行い、腹腔鏡下手術320件および子宮鏡下手術(TCRなど)72件であった。良性卵巣嚢腫および子宮外妊娠は原則腹腔鏡下手術で行っており、それぞれ193件および17件であった

悪性腫瘍=2009年は子宮頸癌39、子宮体癌33例、卵巣癌43例、CIN(子宮頸癌の前癌病変)III 57例などであった

子宮頸癌=上皮内癌に対しては、円錐切除術、Ia期に対しては円錐切除術・単純子宮全摘術、Ib期~IIb期に対しては広汎性子宮全摘術、進行症例および子宮頸部腺癌に対しては術前動注化学療法を行っている。III期以上には、抗癌剤併用放射線療法を実施している。また若年者の進行頸癌に対しては、妊孕性温存のため、広汎性子宮頸部摘出術を取り入れている

子宮体癌=筋層浸潤の程度はMRIで把握し、子宮および付属器全摘と骨盤および傍大動脈リンパ節郭清を基本とし、症例により腎静脈レベルまでの徹底的なリンパ節郭清を実施している。術後はTJ療法を中心とした化学療法を主体に治療している

卵巣癌=超音波、MRI、CT、PET、腫瘍マーカー等により総合的に診断し、定型的手術(単純子宮全摘術+両側付属器切除術+大網切除術+骨盤内および傍大動脈リンパ節郭清)を施行し、TJ療法を主体とした術後化学療法を6クール施行している

子宮筋腫=2009年は腹式全摘術55件、腹式筋腫核出術50件、腟式子宮全摘術21例、腹腔鏡下腟式子宮全摘術33件、腹腔鏡下筋腫核出術70件などを行った。原則としてGnRHアナログ4カ月間術前投与により、筋腫縮小を図り、術中出血多量が予想される場合は、自己血貯血により不要な他家輸血を避けている

女性骨盤外科センター=産婦人科内に併設され、主として骨盤臓器脱、尿失禁に対する手術治療を行っている。TVM、TVT、TOT手術や最新のメッシュ法などにより、年間200例近くの症例を治療している

周産期=2009年の総分娩数642件、帝王切開術124件(うち緊急帝王切開は46件)、年間約50例の母体搬送を受け入れている。自然なお産を基本にしており、無理な陣痛促進は行わない。外来部門に助産師外来および母乳相談室を備え、母乳や育児の悩みに対して専属の助産師が対応しているほか、マタニティーヨガを取り入れ、妊娠中の心と体の安定のためのサポートに配慮している。

医療設備

MRI、CT、経腟超音波断層装置、カラー(パワー)ドプラ、4D超音波装置、ヒステロファイバースコープ、リニアック、超音波メス、リガシュア、バイクランプ、レゼクトスコープ、モルセレーター、ウロダイナミックテスト用装置、オムニトラクトなど。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

小児科

分野

小児医療

特色

当科は日本小児科学会認定小児専門医研修施設、日本小児科学会認定小児専門医研修支援施設(小児科専門医6名以上)日本アレルギー学会認定教育施設、日本周産期・新生児医学会指定研修施設として認定されている。一般小児科だけでなく小児アレルギー・免疫、感染症、神経、血液・腫瘍、心臓・循環器、内分泌・代謝等の疾患につき、非常勤医を含めて各小児科専門医が揃っており、午後に専門外来を開き、最先端の医療を提供できるよう努力している。大阪の中核病院の一つとして、小児救急二次搬送、また、大阪新生児診療相互援助システム(NMCS)による未熟児、病的新生児搬送の受け入れ先として、大阪の小児救急医療の一翼を担っている。

症例数

病床数は小児科38床(うち重症児管理のための準PICU室4床)と新生児室18床(NICU12床とGCU6床)の合わせて56床。08年の入院患者数2,143名(うちNICU入院277名)、平均在院日数6.5日、外来患者数28,067名(1日平均107名)。疾患別入院患者数は感染症526名、神経疾患138名、新生児277名、アレルギー・免疫疾患274名、呼吸器疾患527名、消化器疾患259名、血液・腫瘍疾患21名、心臓疾患53名、腎臓疾患46名、内分泌・代謝疾患12名

アレルギー疾患=アトピー性皮膚炎に対する治療はスキンケアを基本にし、食物、ダニ等原因の同定を行い、食物の関与が明らかな場合には、原因食物の除去療法を行っている。環境整備、アレルギーを和らげる抗アレルギー薬の内服、皮膚炎に対する各種軟膏使用等を総合的に行っている。気管支喘息に関しては、近年、その発作予防対策の重要性が認識されてきており、喘息日記の記載、ピークフローモニタリングによる正確な病状の把握に努め、それに基づき、アレルギー学会認定専門医、認定指導医が個々の重症度に応じた喘息治療法(予防薬の内服、吸入)を選択している

神経=熱性痙攣やてんかんなど痙攣性疾患がほとんどで、入院は脳炎、髄膜炎など中枢神経感染が多くみられる。木、金曜日の午後に小児神経専門医による神経専門外来を行っている

感染症=迅速診断を心がけ、その日の内に診断するようにしている

血液疾患=鉄欠乏性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、急性白血病といった小児3大血液疾患や、小児悪性腫瘍のなかで白血病に次いで多い神経芽腫等の比較的頻度の高い疾患から、血友病、遺伝性球状赤血球症等の比較的稀な疾患まで、他科との連携のもと治療にあたっている。白血病や悪性リンパ腫に関してはJPLSG(日本小児白血病リンパ腫研究グループ)及びJACLS(日本小児白血病研究会)に所属し、全国的なプロトコールのもと治療を行っている。神経芽腫に対してはそのリスクに合わせて治療を行い、進行例に対してはauto PBSCT(自家末梢血幹細胞移植)を行っている。今後、各種移植を行っていく予定

夜尿=薬物、カウンセリングで治療している。時には入院して夜間の抗利尿ホルモンや終夜脳波の検査をすることもあり

心身症・神経症=心理的な悩みを持つ子供が増えており、精神科の心理療法士と、小児科では神経専門医が中心となって、これらの子供たちの相談にのっている

発達検診=未熟児などの発達は前記の精神科の心理療法士に加え、2名のテスターが各週に新版K式の発達テストを行っている

NICU(新生児集中治療管理室)=NICU12床とGCU6床を設けており、低出生体重児や病的新生児の診療を行っている。NICU専属医師が24時間待機している

その他=食道pHモニターを用いた胃食道逆流症の診断、ポリソムノグラフィーによる睡眠時無呼吸症の診断、気管支鏡下粘膜生検による組織学的な原発性腺毛機能不全症の診断等も行っている

★外来診療の最新情報や各種教育、学術、学会活動の情報については当院のホームページhhtp:/www.kitano-hp.or.jp/ 参照。

医療設備

CT、MRI、DXA、US、SPECT、ハイパーナイフ、食道pHモニター、肛門内圧計、睡眠ポリソムノグラフィー、NO吸入装置等多くの先進設備あり。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

小児外科

分野

小児外科

特色

06年4月に北野病院小児外科が開設された。「かかりやすい小児外科」を目指し、小児科と連携し24時間365日救急患者受け入れ体制をとっている。当科では「子どもに優しい手術」を目標とし、積極的に内視鏡外科手術(腹腔鏡手術・胸腔鏡手術)を導入している。また、鼠径ヘルニアや陰嚢水腫などには日帰り手術(1日入院手術)を行い、患児や家族の負担を軽減している。とくに、重症心身障害児の外科治療(内視鏡外科治療)を得意とし小児神経内科医との協力のもと、これまでに数多くの手術症例を手がけてきた。

症例数

09年度の手術症例は230例、総入院患者は約260例であった。NICUの増床に伴い09年度の新生児症例数は11例となった。230例中、腹腔鏡・胸腔鏡手術は80例であった(鼠径ヘルニアを除く)。新生児疾患や小児悪性疾患等については、小児科との密接な協力のもとチーム医療を行っている。内視鏡外科手術に関しては日本内視鏡外科学会小児外科領域技術認定医である佐藤部長を中心に手術を行い、安全性の向上に努めている。対応可能な内視鏡外科手術:漏斗胸、胃食道逆流症、食道裂孔ヘルニア、肥厚性幽門狭窄症、胆嚢摘出術、脾臓摘出術、小腸・大腸切除術、急性虫垂炎、ヒルシュスプルング病、停留精巣、卵巣疾患など

外来診療=火・金の午後1時30分~4時(佐藤科長)。救急疾患は随時受け入れ可。日帰り手術は火。

医療設備

NICU、CT、MRI、超音波、RI、消化管内視鏡検査、胸腔鏡・腹腔鏡手術(小児用内視鏡手術機器)、消化管内圧測定装置、24時間PHモニター、HFO、NOなど。

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糖尿病内分泌センター

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病・内分泌疾患全般を対象として専門性の高い、臨床・教育・研究の3つにおいて国際的にも一流レベルの組織作りをしている。職種を越えた横断的組織として30余名のメンバーから構成される「糖尿病内分泌センター」を立ち上げた。糖尿病及びあらゆる内分泌疾患(下垂体・甲状腺・副甲状腺・副腎・性腺などの疾患)を専門的・総合的に診断・治療できる。「Diabetes Care」など一流雑誌にも研究発表している。

症例数

登録患者数5,960人、うち糖尿病3,300人。遠方からの患者が多いが、広域にわたる「2人主治医制」による病診連携のネットワークの構築が成功している(地域医療担当:重田由美看護師)。入院数は15~30人。年間入院患者数は、09年548人と飛躍的に増加。各職種が毎日(入院)、毎週(外来)糖尿病患者教育を行うとともに、管理・治療に関しては3大合併症・大血管合併症の関連各科(循環器内科・腎臓内科・神経内科・脳外科・眼科・整形外科・形成外科・皮膚科)、および神経精神科・心療内科と綿密な協力体制をとっている。「週末3日間合併症検査(日曜日1日教育を含む):糖尿病認定看護師中山法子」や「入院中のみインスリン導入」などのクリニカルパスを用いている。外来では糖尿病療養指導士とともに30分かける「糖尿病療養指導外来」も行っている。二次性糖尿病のほか副腎・下垂体・甲状腺の「偶発腫瘍」などを早期に診断し、手術適応を厳密に検討のうえ、各科に紹介している。ハーバード大学はじめ海外の教授を招き、研修医の教育を試み(「国際北野内分泌セミナー(IKES)」)ている。http://www.kitano-/hp.or.jp/

医療設備

MRI、CT、甲状腺・頸動脈エコー、核医学診断装置、骨密度測定装置(DEXA、PRODIGY)。

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血液内科

分野

血液内科

特色

白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫等の造血器腫瘍の診療が主である。最新の機器を備えた臨床検査部、病理部、放射線科や血液浄化センター(末梢血幹細胞採取)との連携が良い。それらを活かした正確な早期診断とエビデンスに基づいた適切な治療を目標としている。造血幹細胞移植を含めた最新の医療に対応しながらも狭い範囲には特化せず、交通の要所に位置する基幹病院として、血液内科全般にわたる診療を担っている。院内の研究所で基礎研究も行ったり、院外の研究所と共同した臨床研究も行っている。

症例数

05年から血液内科として独立

★2004年まで15年間の急性白血病の治療成績では、全115例において3年生存率が39%であり、発症後8年たって生存率が29%となってから後はほぼ全例が長期生存している

★2003年まで14年間の全悪性リンパ腫242例の解析では、4年生存率が42%で10年生存率が30%である。2002年から自己末梢血幹細胞移植を年間7~12例施行している。2005年からは同種造血幹細胞移植も開始し、2006年秋までに5例となり全例で生着を認めている。造血幹細胞採取は末梢血幹細胞と骨髄の採取を共に行っており、放射線全身照射も院内の放射線治療部で可能である

★入院患者は常時23.8人ほどであり、平均在院日数は約35.1日である。2008年は悪性リンパ腫 56人、急性白血病 23人、成人T細胞白血病あるいはHIV感染 11人、多発性骨髄腫 26人、骨髄異形成症候群 7人、特発性血小板減少性紫斑病および再生不良性貧血 14人であった。それらの方に対して、自己末梢血幹細胞移植 8例、同種末梢血幹細胞移植 1例、臍帯血移植 4例やATG療法 2例が施行された

外来診療=月~土。紹介状があれば、地域医療課で電話予約(06-3131-2955)が可能。

医療設備

ふたつの病棟に無菌看護管理加算算定可能な無菌病室12床を備える。

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リウマチ・膠原病内科

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

①患者さん一人ひとりに対応したオーダーメイド医療を目指している。②リウマチ膠原病疾患の治療は長期にわたることが多く、いかに患者さんのよきパートナーとなれるよう努力している。③北野病院は医学研究所を併設し、京都大学臨床免疫学教室、神戸大学臨床病態免疫学教室との臨床検討会および臨床研究の推進。④関節リウマチに対する生物製剤の投与は適応を慎重に検討し、必要例には早期に導入している。

症例数

2008年度の外来受診者数は延べ約11,000名、初診者数850名、月平均約70名。紹介率70-75 %。年間入院数は約140-160名。2008年度の主な入院は、関節リウマチ26名、全身性エリテマトーデス23名、強皮症2名、多発性筋炎4名、皮膚筋炎3名、ベーチェット病3名、ウェジナー肉芽腫2名、リウマチ性多発筋痛症8名、大動脈炎1名、結節性多発動脈炎3名、顕微鏡的多発血管炎8名、側頭動脈炎1名、成人スチル病2名、シェーンライン・ヘノッホ紫斑病1名、など

★本院各内科と積極的にタイアップして、臓器病変の評価(腎生検、気管支鏡等)を行っている。関節リウマチ患者におけるリウマトレックス投与は約300名。2009年1月よりの生物製剤投与は約90名。DEXA法による骨密度検査を施行。また、2006年度よりリウマチ・膠原病教室を年2回開催し、リウマチ膠原病疾患およびその治療に関する基礎的および最新の情報を患者さんに伝えている。

医療設備

一般的X腺装置、エコー設備。呼吸器機能検査設備、CT、MRI、骨密度測定(DEXA)、サーモグラフィー。

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神経内科

分野

神経内科

特色

脳血管障害、神経変性疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症や筋萎縮性側索硬化症など)、末梢神経障害、筋疾患のほか、脊椎・脊髄疾患、多発性硬化症やてんかんなど神経疾患全般の診断、治療と研究に積極的に取り組んでいる。日本神経学会認定医教育施設として認定されており、研修医の教育にも力を入れている。www.kitano-hp.or.jp

症例数

入院患者の疾患別内訳は、脳血管障害が226例、パーキンソン病・症候群211例、末梢神経障害32例、認知症疾患33例、てんかん19例、重症筋無力症22例、多発性硬化症55例、運動ニューロン病10例、脊髄小脳変性症42例などとなっている。平均在院日数は脳血管障害で21.5日、パーキンソン病・症候群で19.2日と短く、急性期治療に重点を置いている

★脳血管障害については、当院脳神経外科と協力して脳卒中センターを設立し、24時間体制で専門医が急性期治療にあたっている。放射線科の協力により緊急患者に対しては夜間や休日でも頭部MRIが撮影できる体制となっている。この体制のもとで超急性期の脳梗塞患者に対しては、専門医による診察・適応評価を行った上で、rt-PA療法も取り入れている。手術適応のある脳出血患者や脳梗塞患者の脳血管造影検査などでは脳神経外科と緊密な連絡を取っている。また、亜急性期から慢性期にかけてのリハビリテーションへの円滑な移行ができるようリハビリテーション科とも連携し、早期の社会生活への復帰と後遺症の軽減を目指している

★脳ドックでは、無症候性の脳梗塞や脳動脈瘤の早期発見や適切な治療の導入を目指している

★内服治療抵抗性のパーキンソン病患者に対しては、当院脳神経外科と連携して、定位脳手術下に深部脳刺激術を行い、運動障害の改善をみている。すでに90例以上の実績がある(適応は本態性パーキンソン病でl-dopa反応性を有し、ジスキネジアやwearing off現象があって薬物療法でのコントロールが困難な症例)

★認知症疾患については、画像や脳波検査のほか神経心理学的検査、一般内科的検査を行って治療可能な認知症の鑑別やアルツハイマー病治療薬の投与を行っている。当院精神神経科と連携して認知症疾患センターを運営しており、在宅医療・施設入所の相談も行っている

★運動ニューロン疾患については、治療可能な多巣性運動神経障害との鑑別のための電気生理検査を重要視している。また筋萎縮性側索硬化症患者については看護スタッフの協力を得て、自宅療養を目指した介護を患者家族にも習得してもらっている

★脊髄小脳変性症などの神経変性疾患については、病歴や神経学的身体所見、MRI画像所見などによる診断に加えて、関連大学の協力により遺伝子診断も行っている

★ギラン・バレー症候群などの末梢神経障害では誘発筋電図や神経生検による診断、免疫グロブリン静注や血漿交換による治療を行っている

★重症筋無力症は、副腎皮質ホルモンや抗コリンエステラーゼ剤、免疫抑制剤の投与を行う。また胸部外科や腎臓内科の協力を得て、胸腺摘出術などの外科療法や血漿交換・免疫吸着法などの血液浄化療法を組み合わせて治療を行っている

★多発性硬化症には急性期にはステロイドパルス療法を行い、重症例には血漿交換療法も積極的に行っている。再発予防には抗アクアポリン4抗体検査の上でインターフェロン注射、免疫抑制剤、経口ステロイドなどから最適な治療を選択している

★変形性脊椎症や椎間板ヘルニア等による神経症状については脳神経外科・整形外科と連携して適切な治療を選択している

教育・研究活動=毎年春には米国アルバートアインシュタイン医科大学の平野朝雄教授の神経病理セミナー、冬には松本部長のビデオで見る神経内科セミナーを開催している。医学研究所では神経変性疾患の分子病理学的研究やパーキンソン病モデルマウスを用いた神経科学的研究を行っている。

医療設備

MRI、MRA、CT、3D-CT、SPECT、脳血管撮影、頸動脈エコー、脳波、誘発筋電図、サーモグラフィ、定位脳手術装置など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

北野病院脳神経外科は本邦で最も早く開設された脳神経外科施設のひとつであり、我が国の脳神経外科治療発展に大きく貢献した歴史を持つ。現在では神経内科などの関連科と協力しつつ、神経センター、脳腫瘍センター、脳卒中センターの中核を担う診療科として、脳血管障害、脳腫瘍、三叉神経痛および顔面けいれん、脊椎脊髄疾患、特発性正常圧水頭症、パーキンソン病の疾患に対して、個々の患者さんにとって、最適となるような医療を行うことを目標としている。当科の特徴の一つは手術のみならず血管内治療、定位放射線治療、化学療法など、幅広く選択することが可能なことで、これらを総合してより高い治療成績を得ている。また、機能外科対象の症例にも積極的に取り組んでおり、特に三叉神経痛、顔面けいれん、パーキンソン病に対する外科手術が多いのも特徴である。

症例数

病床は42床前後で、年間の手術件数は500件前後である。開頭術では脳腫瘍摘出術・脳動脈瘤クリッピングが多く、ついで、三叉神経痛・顔面けいれんに対する神経血管減圧術や脊椎外科手術がこれに続く

★脳血管障害は脳動脈瘤手術を年間60-80例行っている。また急性期治療についてはSCU、ICUを利用し、関連各科と連携して急性期治療に力を入れている。脳神経外科は当直医が常在し24時間対応している。また、頸部頸動脈狭窄や脳動脈瘤に対する血管内治療による治療例も多い

★脳腫瘍は毎年100例余の開頭手術を行い全国トップクラスの症例数である。また、ニューロナビゲーター、術中モニタリング、あるいは覚醒下手術を併用し、神経機能を温存しつつ、より安全確実な摘出術を行っている。下垂体腫瘍は年間30例余の手術例を有する全国でも数少ない施設となっている。また、放射線科と共同で、頭部専用リニアックによる定位放射線治療(ハイパーナイフ)を行っているが、これにフロリダ大学方式の歯型固定を併用することにより、固定時の疼痛軽減を図り、患者さんの負担軽減を行っている。化学療法にも力を入れており、新薬の治験や多施設共同研究にも積極的に参加し、先進医療を提供できるように努めている

★三叉神経痛・片側顔面けいれん症に対する神経減圧術は、顔の痛みや痙攣が消失して患者さんの喜びが医療者側の喜びにもつながる手術である。他の保存的治療で効果が十分でなくなった場合や副作用がみられる場合が適応となり、年間50例以上の手術を行っている。とくに三叉神経痛は痛みが強く、患者さんの苦痛が激しいので、全身麻酔が可能であれば高齢者でも手術を行っており、若年者と同等の高い治癒率を得ている

★パーキンソン病に対する深部脳刺激療法の手術では、ニューロナビゲーターや深部活動電位記録を用いた詳細な計画に基づく手術を年間15例前後行っている。神経内科と共に治療チームを形成し、高い治療効果を得ている

★脊椎脊髄疾患は高齢化とともに増加する疾患の一つであり、当科では高齢者の変形性頸椎症の手術例が多いが、脊髄腫瘍や動静脈奇形といった稀な疾患の手術例も比較的多い

★水頭症は従来子供に多いと考えられていたが、近年、高齢者で、歩行障害、認知障害、尿失禁といった症状を呈し、髄液シャント手術によって症状改善のみられる特発性正常圧水頭症が注目を浴びている。診療ガイドライン作成に当科が中心に関わっていたこともあり、症例数も多い。患者の日常生活能力の向上や介護者の負担軽減が得られる点で、社会的にも重要と考えられる

★脳ドックは脳の病変を早期発見し、予防につなげるものであり、神経内科と協力して、毎日行っている。

医療設備

CT 3台、MRI 4台、脳血管撮影装置、ラジオアイソトープ、各種誘発電位測定装置、ニューロナビゲーター、手術用顕微鏡3台、超音波手術装置、レーザーメス、神経内視鏡、リニアック放射線治療装置、ハイパーナイフ、無菌手術室2室など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

乳腺外科

分野

乳腺・内分泌外科

特色

乳腺専門医を中心に京都大学乳腺外科と連携を取りながら患者様に至適な乳癌治療を行っています。初診時にはマンモグラフィ、超音波検査を用いて受診当日に診断を行っています。乳癌が疑われるときには、超音波ガイド下穿刺吸引細胞診、MRIを行い、確定診断を得る方法としてステレオガイド下マンモトーム生検あるいは超音波ガイド下マンモトーム生検を行っています。手術は乳癌の根治を目指すとともに乳房の温存や再建も重視しています。術前や術後の補助療法、さらに再発乳癌の治療法は各種ガイドラインを参考にして、エビデンスに基づいた治療法の中から患者様に適したものを、患者様と個別に相談しながら選択しています。

症例数

手術の治療法=早期乳癌については乳腺部分切除とセンチネルリンパ節生検を標準の治療法とし、進行乳癌については積極的に術前化学療法を行い、乳房温存療法を目指しています。また、乳房全切除術を行った場合は、患者さんの希望にそって形成外科と共同して乳房再建術を行っています

成績=2008年度乳癌手術150例(乳房温存手術114例、胸筋温存乳房切除術24例、その他12例)で、このうち120例にセンチネルリンパ節生検を行いました

術後補助療法の適応基準=St. Gallenコンセンサス会議、NCCNおよび日本乳癌学会のガイドラインを参考にしています。2008年度FEC100-T:28例、FEC75-T:5例、FEC100:5例、タキサン:19例、CMF:6例、ハーセプチン22例

術前化学療法=2008年度FEC100-T:1例、FEC75-T:3例、FEC75:3例、タキサン+ハーセプチン:2例。

医療設備

マンモグラフィ、エコー、ステレオガイド下マンモトーム、超音波ガイド下マンモトーム、CT、MRI、シンチグラフィ、放射線治療機器など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

放射線科

分野

放射線科

特色

日本医学放射線学会の放射線科専門医修練機関として、全部門(放射線診断・放射線治療・核医学診療)で認定されている

★画像診断部門では、各種検査の読影レポートの当日作成を原則とし、各医師が協力して早くかつ正確な読影・診断を心がけている。CT/MRIともに診療時間帯の当日検査と当直時間帯の緊急検査に技師の協力のもと対応している。腹部血管造影、経動脈的塞栓術、動注ポート留置などと通常の消化管造影検査は放射線科医が施行している。64裂CT導入に伴い心臓センター医師の協力のもとに、心臓冠動脈CTの撮影を開始した。CT透視を利用した肺生検、体幹部領域の膿瘍ドレナージなどの手技も施行している。他院の患者さんでは、地域医療センターを通じて画像検査だけの依頼も受けており、特にMRIでは最新かつハイスペックの機器を用いた精細な画像を提供できる。緊急を要する場合は電話・FAXなどで連絡する。提携によりMR画像の遠隔診断も手がけている

★放射線治療部門は、日本放射線腫瘍学会の認定協力病院として診療に当たっている。通常外部照射症例においては、局所進行直腸癌に対しては再発予防・肛門温存を期待した術前化学放射線療法、局所進行肺癌に対しては同時化学放射線療法など、診療各科と協力した集学的治療に積極的に取り組んでいる。肺癌に対する定位放射治療を開始。血液内科と協力して骨髄移植のための全身照射も施行している。脳腫瘍に対する定位放射線治療では、脳腫瘍センターの1部門として、手術、定位放射線治療、通常外部放射線治療、化学療法について脳神経外科医、放射線腫瘍医が検討し、最適な治療法を患者さんに提示して治療方針を決定している。定位放射線治療は、頭蓋骨にピンでフレームを固定する方法ではなく、歯型と赤外線カメラシステムを併用した痛みのない方法で行っている。機能温存を目的とした定位分割照射についても頭蓋底髄膜腫、聴神経腫瘍などに行っている。01年秋の新病院移転開院時に更新された機器は今後順次更新予定で、FDG-PETも考慮中である。ホームページ:http://www.kitano-/hp.or.jp/ 連絡窓口:北野病院地域医療サービスセンター(TEL06-6131-2955)。

症例数

院内検査数は、1年間でCT 25,000件、MRI 24,000件、RI 2,200件、X線透視3,800件、腹部血管造影・脳血管造影(脳外科医施行)各400件、心臓血管造影(循環器内科医施行)850件程度。画像診断医は胸部単純X線検査を含めて1日200~300件超の読影レポートを作成している。遠隔診断は1日100件程度。MRIの最新機器では、従来から有用とされていた脳・脊椎領域以外の、腹部ダイナミック像、体幹部拡散強調像、MR胆管・膵管像、MR血管造影、乳房や関節疾患、アルツハイマー病に対する統計学的側頭葉解析などの新しい領域での検査件数が増加している

★放射線治療では、通常の外部放射線治療新規患者数は年間約330例、頭蓋内腫瘍に対する定位放射線治療が約60例である。疾患別では、脳腫瘍、乳癌、肺癌が多く、準根治、根治的目的が約80%、症状緩和目的の治療が約20%。悪性腫瘍に対する治療が大部分であるが、ケロイドの術後放射線治療、バセドウ眼症など良性疾患に対する治療も行っている。

医療設備

MRI 4台(3T 1台、1.5T 2台、1.0T 1台)、CT(64列ヘリカル)2台、画像診断(PACS)端末15台、画像処理ワークステーション、SPECT 2台、血管撮影装置2台、リニアック、ハイパーナイフ、治療計画用CT、3次元治療計画装置、全身用骨密度X線測定装置、乳腺生検装置。放射線治療のための当科病床はなし。

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