背骨をほぐそう

[今からできる!ロコモ予防体操] 2014年10月02日 [木]

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 ロコモを予防する体操を全12回紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。毎日少しずつ続けることで体の動きもよくなってきたのではないでしょうか。最後にご紹介するのは背骨。背骨は体の背面、首から腰まで33個の骨でつながっていて、体を支えるのにとても重要な役割を果たしています。ここが固まっていると姿勢が悪化したり、体のあちこちに痛みが生じてきます。背骨をほぐして柔軟な体を作り、健康で元気な体を維持してください。

背骨をほぐそう その1

図解「背骨をほぐそう その1」

軽くひざを曲げた状態で仰向けに寝ます。ひじを伸ばして両手を合わせます。伸ばした腕を上下、左右、円を描くなど腕の動きに連動させて背中を大きく動かします。

チェックポイント

ひじは曲げないようにして、肩から腕を大きく動かすようにするのがポイント。自分で気持ちいいと思う程度まで続けてください。

背骨をほぐそう その2

図解「背骨をほぐそう その2」

軽くひざを曲げた状態で仰向けに寝ます。両手を床につけ、立てひざをしている両足を右へゆっくり倒したら5秒静止します。最初の状態に戻したら次はひざを左へゆっくり倒し5秒静止します。

チェックポイント

両ひざはなるべくくっつけた状態で倒してください。肩が浮かないようにして腰をしっかり伸ばすのがポイント。

講師:渡會公治先生

帝京平成大学健康メディカル学部教授。1975年東大医学部を卒業後、整形外科医としてスポーツ医学を研修。ロサンゼルス・オリンピックのチームドクターなど、現場の体験を活かし、1988年より23年間、東大身体運動研究室准教授として研究活動に注力すると共に、東大生にスポーツ医学の講義ならびに実技を行っていた。この医師と体育教官の両方の目で身体、運動、スポーツ障害を見てきた経験から上手な身体の使い方が障害治療にも予防にも必要であると結論し、高齢者の健康寿命を損なうロコモ(ロコモ―ティブ症候群)にも応用、美立健康協会を設立し各地でロコモ対策美立教室を行っている。

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