ビールを飲むと関節リウマチのリスクが減る!?

[ニュース・トピックス] 2014年6月27日 [金]

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ハーバード大学医学部の研究チームが発表

(この画像はイメージです)

 みなさんは普段、どれくらいお酒を飲みますか?お酒を適度にたしなむことは、体に良いと広く知られています。お酒、とくにビールを週2~4回飲む女性は、関節リウマチになるリスクが低いという研究結果が、米ハーバード大学医学部のBing Lu助教授らによって発表されました。
 関節が腫れて痛くなったり、症状が進行すると関節の変形を引き起こしたりする関節リウマチは、免疫の異常によって起こる関節炎の一種。発症する割合は、およそ1対4で女性に多く、日本には推定70~80万人の患者さんがいるといわれています。

ビールを週に2~4回飲む女性ではリスクが31%低下

 この研究では、2つの大規模調査に参加した女性の飲酒習慣を追跡。2年ごとに自身の健康状態や生活習慣について回答してもらったほか、アルコール摂取を含めた食習慣について4年ごとに回答してもらいました。
 その結果、全体として長期的に適量のお酒を摂取することにより、関節リウマチのリスクがおよそ2割低下していたそうです。特に、ビールを週に2~4回飲んでいる女性では、31%のリスク低下が認められたといいます。
 ただし、ビールやその他のお酒が女性の関節リウマチリスクを低下させるメカニズムまではわかっておらず、また、男性にも同様の効果があるかどうかは、わかっていないといいます。さらに一部の関節リウマチ薬とお酒を一緒に飲むと、肝臓に悪影響を及ぼす可能性があるので、お医者さんと相談することが必要とのことです。(QLife痛み編集部)

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