硬くなった全身をほぐそう!

[今からできる!ロコモ予防体操] 2013年11月28日 [木]

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 今回は、硬くなった身体をほぐす全身体操を紹介します。これらの体操を行うことで肩こりや腰痛の解消はもちろんのこと、体が柔軟になることで、普段のケガなどを予防する効果もあります。体操は少しずつでも毎日続けることが大事です。朝起きた時、夜寝る前、テレビを見ながらなど、無理をしない範囲で続けてみてください。

全身の筋肉をほぐそう!

図解「全身の筋肉をほぐそう!」

まず壁の1歩前に立ちます。お尻をつきだすように、お尻を壁につけます。そしてスクワットの要領で、中腰程度まで腰をおろします。その状態から前屈したのち、肩の力を抜いていきます。
その姿勢になったら、ひざをさらに深く曲げながら手の甲を床につけ、お尻を上げ下ろしします。

チェックポイント

体全体を使うことで、全身の筋肉をほぐしていきます。1セット5回を目標に行いましょう。

硬くなった背中をほぐそう!

図解「硬くなった背中をほぐそう!」

壁を背にして、ひざを軽く曲げてお辞儀をします。お尻は壁につけ、体を前に曲げたところからスタートします。
背骨をひとつひとつ、腰から順番に壁に押しつけるようにしながら体を起こしていきます。頭は下げたまま行います。
すべての背骨が壁についたら、ゆっくり上半身を倒し、最初の状態に戻ります。

チェックポイント

繰り返し行うことで背中がほぐれ、姿勢の改善にもなります。1セット5回を目標に行いましょう。

講師:渡會公治先生

帝京平成大学健康メディカル学部教授。1975年東大医学部を卒業後、整形外科医としてスポーツ医学を研修。ロサンゼルス・オリンピックのチームドクターなど、現場の体験を活かし、1988年より23年間、東大身体運動研究室准教授として研究活動に注力すると共に、東大生にスポーツ医学の講義ならびに実技を行っていた。この医師と体育教官の両方の目で身体、運動、スポーツ障害を見てきた経験から上手な身体の使い方が障害治療にも予防にも必要であると結論し、高齢者の健康寿命を損なうロコモ(ロコモ―ティブ症候群)にも応用、美立健康協会を設立し各地でロコモ対策美立教室を行っている。

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