出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
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膠原病
こうげんびょう

膠原病とは?

膠原病とは

 クレンペラーによって提唱された膠原病は、病理形態学的に全身の膠原線維にフィブリノイド変性を来し、その原因として自己免疫現象が考えられている疾患群です。

 全身性エリテマトーデス(SLE)、全身性硬化症(PSS)、皮膚筋炎(DM)、関節リウマチ(RA)、リウマチ熱(RF)、結節性多発性動脈炎(PN)の6疾患を古典的膠原病といいます。

 現在ではこれに加えて、リウマチ性多発筋痛症側頭動脈炎(巨細胞性動脈炎)、多発性筋炎シェーグレン症候群混合性結合組織病(MCTD)、重複症候群、アレルギー性肉芽腫性血管炎ウェゲナー肉芽腫症などの類縁疾患を含めて扱うのが一般的です。本項では、高齢者によくみられるものの特徴を解説します。

膠原病と関連する症状・病気

(執筆者:椙山女学園大学生活科学部長 内藤 通孝)

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