専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

NTT東日本札幌病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科

分野

消化器・一般内科

特色

94年より、内視鏡センターが稼働開始。消化器内科、内科、呼吸器内科の医師が使用している。02年に病院が新築され、電子カルテとオーダリングシステムが同時稼働し、内視鏡および放射線画像が外来、病棟でリアルタイムにみられ、患者様への説明に活躍。検査治療は多岐にわたり、上下部消化管、肝、胆膵検査治療をほぼ毎日施行。早期胃がんの粘膜下層剥離術(ESD)、肝がんのラジオ波焼灼術(RFA)も適時施行。ピロリ菌の検査・除菌も行っている。

症例数

年間外来患者数277,502人、うち消化器内科33,592人、年間入院患者数7,560人、うち消化器内科1,265人。延べ患者数;胃がん・胃腫瘍130人、大腸がん108人、肝がん55人、食道がん18人。07年上部消化管内視鏡検査7,546件、下部2,624件、ERCP 123件、超音波内視鏡116件、08年カプセル型内視鏡30件、小腸ダブルバルーン内視鏡8件、肝ラジオ波凝固術13件、年間早期胃がん内視鏡的治療件数15件、大腸ポリープ切除術275件、十二指腸乳頭切開および結石除去48件。消化管出血止血術、食道静脈瘤硬化療法および結紮術、胃瘻造設術、インターフェロン療法も積極的に行っている。胃がん5年生存率はStageI:98%以上、II:80%以上、III:45%程度、IV:5%以下。ピロリ菌の2次除菌率は90%以上。

医療設備

MRI、64列および320列MDCT、リニアック、カプセル型内視鏡検査装置、経鼻内視鏡ビデオスコープ、超音波内視鏡システム、超音波診断装置(ロジック7)他。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

当科はすべての呼吸器疾患に対応し、初診時に高分解能CT検査が即日可能など、迅速な診断、治療が可能な体制をとっている。「がん診療連携拠点病院」の指定も受けており、肺がん治療では胸腔鏡下手術、動体追跡放射線治療などの体に負担の少ない治療法を心がけている。

症例数

入院患者数は1日平均30人強、肺がんが4割以上で、その他は肺炎、気管支喘息、間質性肺炎、COPD、慢性呼吸不全が主な疾患である

★入院患者224人(延べではなく単患者)。内訳は、肺がん86例(38.4%)、肺がんの疑い6例、気管支喘息55例(24.6%)、肺炎32例(麻疹1例)(14.3%)、肺化膿症5例、胸膜炎4例、間質性肺炎14例(薬剤性1例)、COPD 12例、慢性呼吸不全5例、サルコイドーシス3例、気管支拡張症3例、LAM(リンパ脈管筋腫症)1例、アスペルギローマ1例、血痰2例、NTM(非結核性抗酸菌症)3例、TB(結核)2例、転移性肺腫瘍5例、伝染性単核症1例

★肺がんでは、標準治療としての胸腔鏡下手術、抗がん剤による化学療法、放射線療法を行っており、遺伝子診断を行った上での分子標的薬による治療も行っている。放射線治療では、腫瘍にピンポイントで放射線を集中的に照射する動体追跡放射線治療が可能であり、治療効果が高く入院期間も短縮されている

★気管支喘息では、種々の剤形の吸入ステロイドを導入し、個々の患者に最適な吸入療法を選択している。気管支鏡件数は、08年度は235件で経気管支肺生検、CT透視下生検、気管支肺胞洗浄法のほか、気道ステント留置や局所麻酔下の胸腔鏡検査も行っている

★呼吸器疾患の予防と治療には禁煙が必須であり、禁煙の内服薬と貼付薬を用いた禁煙外来も行っている。

医療設備

CT(320列)、MRI、核医学検査、気管支ファイバースコープ、呼吸機能検査、胸腔鏡、リニアック、レーザー。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

泌尿器科・鏡視下手術センター

分野

泌尿器科

特色

スタッフ全員が日本泌尿器科学会専門医・指導医。ハイレベルで低侵襲な医療、かつ生活の質(Quality of Life)を向上させる医療の提供を目指している。腹腔鏡手術、内視鏡手術を積極的に導入している。ほとんどの手術はクリニカルパスを用い、可及的短期間の入院で行われている(根治的前立腺摘除術:11日、腹腔鏡下根治的腎摘除術:11日、腹腔鏡下腎盂形成術:6日など)。

症例数

外来患者1日50~70人、年間手術件数450~500件、体外衝撃波砕石術(ESWL)年間80~100件。鏡視下手術センターにて腎、尿管、膀胱、精巣疾患に対する腹腔鏡手術を積極的に行っている。前立腺肥大症に対しては内視鏡手術を積極的に行い、良好な成績を収めている。男性不妊症に対する顕微鏡下手術(精巣内精子採取、精索静脈瘤切除)を北海道内で唯一施行しており、札幌市内・近郊の不妊専門婦人科病院やクリニックと共同で治療を行っている。膀胱瘤・直腸瘤に対してはメッシュ挿入術(TVM-AP)を婦人科と合同で施行しており、良好な成績を収めている。限局性前立腺がんに対しては、可能な限り神経血管束温存根治的前立腺摘除術を施行しており、術後の性機能維持に努めている。また自己血輸血により、同種血輸血を必要とする症例はほとんどない。限局性前立腺がんに対する放射線治療は、放射線科と共同で行うが、前立腺内に金マーカーを挿入することで治療精度を高めている。浸潤性膀胱がんに対しては、術前化学療法後に膀胱全摘除術+回腸導管あるいは回腸新膀胱造設術を施行し、良好な制がんコントロールが得られている。

医療設備

320列ヘリカルCT、MRI、RI、ESWL、リニアック、トイレ一体型尿流量測定装置、リソクラストなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

整形外科

分野

整形外科

特色

整形外科一般の治療を基本に行っているが、特に膝関節(靭帯損傷、人工膝関節手術)をはじめとした関節外科、スポーツ傷害に力を入れている。スキー、スノーボードのプロからアマチュアの選手など、またプロバスケットボールのチームドクターを行っていることから、多くのスポーツ選手の治療を手がけている。脊柱および上肢(肩から手指まで)を専門とする医師(北大からの出張医)による診療も行っている。http://www.ntt-east.co.jp/smc

症例数

年間の手術総数は601件

膝前十字靭帯再建術(47件)=靭帯手術はミリ単位の正確さが要求されるため、特殊なCTおよびX線機器を使用して術前、術中、術後の膝の評価を行っている。リハビリはスポーツジム並みの最新設備をそろえ、スポーツリハビリテーションに熟知した理学療法士も7人在職し、リハビリ指導に当たっている

★その他の関節鏡視下手術として、半月板手術他99件を実施している

人工膝関節手術(59件)=当科で使用している人工膝関節は日本人の膝を計測して作られた形状をしており、磨耗が少なく、金属アレルギーの可能性が少ないジルコニアセラミックスにて作製されているものも使用している

★人工股関節手術は53件

骨折手術(115件)=上肢から下肢までほぼ全身の骨折治療を行っている。

医療設備

★放射線科:MRI、CT(320列、64列)、DEXA骨塩定量、骨シンチ

★リハビリテーション:3次元動作解析器、ダートフィッシュ映像解析ソフト、Biodex筋力測定器、筋力訓練マシーン多数

★手術室:バイオクリーンルーム、ハイビジョン関節鏡セット。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

産婦人科

分野

産婦人科

特色

★産科は快適で安全な分娩を目標にしている。自然分娩をモットーとして助産師外来を開設し、産前から助産師が妊婦と関わることで、バースプランにそったアクティブバースの実践に取り組んでいる。分娩は4部屋あるLDR(陣痛・分娩・回復室)で行い、家族立ち会いのもとアットホームなお産ができる。安全なお産を可能とするために、外来ではエコーによる胎児スクリーニング、早産予防のプログラムを取り入れた妊婦健診を行い、早期に異常を発見することに努めている。また地域の周産期センターとして2次救急、母胎搬送も受け入れている

★婦人科は腹腔鏡手術を中心に、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍など、患者のニーズにあわせた様々な治療のオプションをもつことを目指している。骨盤臓器脱の患者には、メッシュを用いた手術を行っている。泌尿器科と協力して行っているので、術後の尿失禁などにも対応できる。子宮頸がんの初期病変や異型上皮の治療においては、レーザーを用いた子宮温存治療を多数施行している。進行がんの治療においては、手術治療のほか、化学放射線療法、外来での化学療法も行っている。外来検査としての子宮鏡検査、コルポスコープなどは初診時に施行できる体制になっているので、迅速な診断と治療方針決定が可能である。

症例数

08年の総手術件数は682件

周産期=08年の分娩件数は582件。帝王切開は114件(予定帝王切開71件、緊急帝王切開43件)、帝王切開率は19.6%であった。合併症妊娠としては前置胎盤が6例、双胎妊娠が7例などであった。30週未満の早産は0例、30~34週までの早産が12例、35週以降の早産が32例であった

婦人科良性疾患=子宮筋腫、子宮内膜症、良性卵巣腫瘍の手術件数が多い。子宮筋腫については症例により、子宮鏡、腹腔鏡、開腹術、マイクロ波治療など、患者ニーズにあわせた治療を選択している。全摘が必要な場合、腹腔鏡補助腟式子宮全摘術(LAVH)を基本としているが、LAVHが適用できない症例で開腹手術をする場合もなるべく小さな切開創で手術をしている。筋腫核出の場合、基本的には腹腔鏡補助子宮筋腫核出術(LAM)を行っている。子宮内膜症/良性卵巣腫瘍の場合は、ほとんどが腹腔鏡手術を行っている。また過多月経の症例に対しては、マイクロ波子宮内膜焼灼術を行っているが、低侵襲で患者の満足度も高い。骨盤臓器脱に対するメッシュを用いたTVM手術は、導入してから2年を超え100例に達した。08年の手術件数としてはLAVH 45例、腹式子宮全摘術54例、LAM/LM 52例、腹式子宮筋腫核出術24例、腹腔鏡下子宮付属器腫瘍摘出術130例、子宮鏡下子宮筋腫核出術32例、TVM手術27例であった

婦人科悪性腫瘍=子宮頸がんの初期病変と子宮頸部異形成に対しては、半導体レーザーを用いた子宮温存治療を積極的に行っている。08年は円錐切除27件、レーザー蒸散術28件を施行した。これらの診断と術後フォローには細胞診とともにヒトパピローマウイルス(HPV)のタイピング検査も利用している。08年の進行がんに対する手術は29件、子宮頸がんに対する広汎手術が5件、子宮体がん手術が6件、卵巣がん手術が18件であった。これら進行がん治療においてはガイドラインに準拠した治療を行っている。また、化学療法を行う患者には、外来化学療法室を利用した外来治療を導入しており、点滴もれによるトラブル、QOL(生活の質)向上のため静脈留置ポートを設置している。

医療設備

腹腔鏡手術装置 (超音波メス、バイクランプ、電動モルセレーターなど)、診断用ヒステロスコープ、コルポスコープ、手術用子宮鏡(バイポーラーレゼクトスコープ)、半導体レーザー、マイクロ波手術器、MRI、CT、放射線治療施設、4D超音波装置、LDR 4室、胎児集中モニタリングシステム。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

皮膚疾患全般にわたって幅広く診療を行っている。正確な診断が得られるように種々の検査を行い、適切な治療を行うように心がけている。病院全体として病診連携に力を入れており、当科でも近隣の診療所や病院からの紹介に対して、積極的に対応している。特に、皮膚外科的治療を積極的に行っている。良性皮膚腫瘍や皮膚悪性腫瘍に対する手術件数が多く、シミやアザに対するレーザー治療も行っている。

症例数

年間外来患者数は約22,000人で、1日平均外来患者数は約90人。年間入院患者数は約100人である。年間手術件数は約800件で、ほとんどは局所麻酔下の外来手術であるが、有棘細胞がん、基底細胞腫などは入院の上、検査および手術を行っていて、入院手術件数は80件である。診断確定のための皮膚生検およびリンパ節生検数は、年間約110件である。大田母斑や扁平母斑に対してはQスイッチレーザーを用いて治療している。また、美容目的での老人性色素斑(シミ)に対するレーザー治療も行っている。年間におけるレーザー治療件数は約200件である。切創・挫滅創に対する創傷処理や、熱傷に対する植皮手術や陥入爪に対しては、手術のほかに金属ワイヤーを用いた治療を行っている。糖尿病壊疽に対する足趾切断や、腋臭症手術も行っている。

医療設備

MRI、CT、サーモグラフィー、Qスイッチヤグレーザー、アレキサンドライトレーザー、炭酸ガスレーザー、PUVA全身照射装置、ダーモスコピーなどを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

外科

分野

乳腺・内分泌外科

特色

乳がんの診断、治療、そして緩和ケアまで一貫して行っている。確定診断には細胞診、針生検、そして画像吸引生検を使いわけ、負担が少なくかつ的確・迅速な診断を心がけている。MRIやCTは診断に難渋する例や、腫瘍の広がり度診断に有効で、放射線科医とカンファレンスを行い診断・治療方針の決定に寄与している。手術はできるだけ患者さんの精神的、肉体的負担の少ない手術を行っている。乳がん看護チームを立ちあげ、看護師、薬剤師などがチームを組んでチーム医療を実践することで、最良の医療を提供できるように努めている。また乳がん患者さんの会「秋桜の会」を設立し、患者さん同士やスタッフとの交流を行っている。

症例数

08年の乳がん手術症例は60例(温存手術45例)、セカンドオピニオンが20例、再発の新患が5例であった。手術は温存手術が年々増加しているが、乳輪周囲の小さい傷から行い、傷の目立たない美しい乳房を残すよう努力している。以前は内視鏡下に行っていたが、手術器具の進歩により最近では直視下に行い、現在まで50例に施行、整容性と根治性に良好な結果が得られている。センチネルリンパ節生検は3年前に導入、現在まで100例に行い、同定率96%と高い精度を保っている。薬物療法は日本乳癌学会、NCCNなどのガイドラインに準じて行っている。腫瘍径が3cm以上の例では術前化学療法を行い、腫瘍を小さくしてから温存手術を行っている。10年生存率はI期:92%、II期:83%、III期:65%、IV期:25%。

医療設備

MMG、US、CT、MRI、RI、吸引生検装置、放射線治療装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

放射線科

分野

放射線科

特色

320列CTをはじめとする最新の画像診断機器を装備し、撮像された画像はすべて電子化され(PACS)、診断レポートと共に電子カルテ上で24時間随時閲覧可能。放射線治療部門では、世界初の呼吸同期併用動体追跡照射装置が導入され、肺がんに対する体幹部定位照射や前立腺がんに威力を発揮している。患者の全身状態にあわせた副作用の少ない治療を心がけている。院内・院外の他科との協力により化学療法併用照射も積極的に行っている。08年からバセドウ病のヨード内服治療も開始した。

症例数

★08年の検査件数は、単純撮影52,649件、MRI 3,950件、CT 14,281件、血管造影513件、透視検査1,604件、核医学検査1,695件。320列CT導入以降、心臓CTも積極的に行っている。他院からの検査も実施

★08年の放射線治療新患者数は272人(新規治療件数495件)。内訳は肺がん60人、乳がん76人、頭頸部4人、悪性リンパ腫19人、肝がん7人、胆道系がん6人、食道がん13人、胃がん12人、膵臓がん12人、大腸・直腸がん20人、前立腺がん24人、腎がん6人、子宮がん4人、ケロイド4人、その他6人。02年の治療部門開設以来、患者数は年々増加している

★外照射一般・脳定位照射・体幹部定位照射が可能。組織内照射・腔内照射は近隣の大学病院と連携。現在のところIMRT(強度変調放射線治療)は行っていない。

医療設備

MRI(1.5T)、CT(320列、64列)、SPECT、骨塩定量、結石破砕装置、リニアック、3次元治療計画装置。他、シネアンジオ、X線透視、マンモグラフィなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

ペインクリニック

分野

ペインクリニック

特色

種々の疾患による痛み、血行障害に神経ブロックを中心とする治療を行う。治療の安全性、確実性を求めてX線透視、超音波診断装置を用いることも多い。高周波熱凝固による神経ブロックも積極的に行い、治療効果を高めている。難治性疼痛に対する脊髄刺激療法、多汗症に対する内視鏡手術は、当科の診療の特色といえる。

症例数

年間新患者数は約700人で紹介率は40%を超える。椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などの脊椎疾患、帯状疱疹の症例が多い。他に肩・膝の関節疾患、末梢血管障害、複合性局所疼痛症候群、頭痛、三叉神経痛、がんによる痛みなどが主な治療対象である。当科受診の椎間板ヘルニアの症例で、整形外科的手術が必要となる症例は5%以下である。外来で行う神経ブロック以外に、X線透視による神経ブロック件数は年間1,200件を数える。透視下神経ブロックは原則火曜日に行っているが、これ以外の曜日にも施行可能である。また、眼瞼・顔面けいれんに対するボトックス治療、難治性吃逆(しゃっくり)に対する神経ブロック・薬物療法も患者さんの高い満足度を得ている。血液を凝固しにくくする薬を内服しているなどの理由で、神経ブロックによる治療を行えない患者さんに対しては薬物療法を行う。脊髄刺激療法は試験刺激を行い、痛みが1/2以下となった場合に刺激装置植え込み術を施行している。有効率は脊椎手術後の腰下肢痛、閉塞性動脈硬化症などの末梢血管障害においてはいずれも80%以上、複合性局所疼痛症候群では65%である。

医療設備

MRI、CT、X線透視装置、超音波診断装置、高周波熱凝固装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています

治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など

インフォメーション

NTT東日本札幌病院を見ている方は、他にこんな病院を見ています

NTT東日本札幌病院の近くにある病院

カテゴリから病院を探す

おすすめの記事

医療機関の情報について
掲載している医療機関の情報は、株式会社ウェルネスより提供を受けて掲載しています。この情報は、保険医療機関・保険薬局の指定一覧(地方厚生局作成)をもとに、各医療機関からの提供された情報や、QLifeおよび株式会社ウェルネスが独自に収集した情報をふまえて作成されています。
正確な情報提供に努めていますが、診療時間や診療内容、予約の要否などが変更されていることがありますので、受診前に直接医療機関へ確認してください。
名医の推薦分野について
名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。