思わず涙してしまいました・・・6歳の愛娘の親としては。
というのは、他院で誤診された後に紹介を受けた淀川キリスト教病院の小児外科で、愛娘が迅速で正確な診断を受けたうえ、すごい親切な応対をしていただき、8時間にわたる長時間の腹部手術を非常に丁寧に行っていただいたからです。

娘が罹患していたのは、先天性胆道拡張症。総胆管と膵管が腸の手前で合流してしまい、性質の異なる互いの液が混入し、胆管の内壁を侵し腫上がる病気で、この発作が始まると劇的な腹痛が起こりますが、発作が過ぎると何事もなかったかのように元気なため、開腹手術を受けるには親として非常に勇気が必要でした。

しかし、この繰り返しで将来的に当該部のガン発生率が高まるとのデータもあるのです。

前に別の病院で誤診されていたことも手伝って、よけいに淀川キリスト教病院・小児外科の先生方の親切は身に染みました。
まだ小さい娘の開腹手術になかなか決断できない私たちを、急かさず優しく見守り、『救急スタッフに言っておくから、発作が起きたらいつでもすぐに来るんだよ!』と言ってくださったのです。

もちろん、触診やエコー・血液検査で正しい診断を確定して下さったのですが、そのスピードも迅速。
説明も明確なものでした。
手術を決断して受けた際も娘の術中状況が良かったために、よけいに丁寧に行えたとのことで、まったく予後も順調、それっきり一切腹部痛も無く、手術跡も非常に細い線一本という感じです。

これが、胆管全摘・胆嚢全摘・術中にレントゲンをとってすい臓内の管の侵された位置を確定し、そこまでをすい臓組織を傷付けないように薄皮を剥ぎ取るかのごとく分離し、最後に接続が無くなった胆管の代わりに切断した空腸を肝臓にバイパス接続し、空腸同士を再び接続するという親としては気の遠くなるような手術後の結果でした。

術後の説明時に、まるで焼け爛れたかのような娘の胆嚢と胆管を見せてもらったとき、ひどい痛みと戦ってきた娘への不憫さと、これで終わったという安心感が押しよせ、先生方への感謝が湧き起こったことを覚えています。

娘は術後約2週間で退院し、すぐさま走り出してしまう元気さでした(すぐ走るのは感心しませんが)。
塩川先生・春本先生、本当にありがとうございました。

2010年06月29日投稿

不適切な口コミを報告

関連する疾患

QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています

治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など

淀川キリスト教病院の他の口コミ

インフォメーション

淀川キリスト教病院を見ている方は、他にこんな病院を見ています

淀川キリスト教病院の近くにある病院

カテゴリから病院を探す

おすすめの記事

医療機関の情報について
掲載している医療機関の情報は、株式会社ウェルネスより提供を受けて掲載しています。この情報は、保険医療機関・保険薬局の指定一覧(地方厚生局作成)をもとに、各医療機関からの提供された情報や、QLifeおよび株式会社ウェルネスが独自に収集した情報をふまえて作成されています。
正確な情報提供に努めていますが、診療時間や診療内容、予約の要否などが変更されていることがありますので、受診前に直接医療機関へ確認してください。
口コミについて
口コミは、受診など、医療機関との実際の関係を持った第三者の主観によるもので、法人としてのQLifeの見解を示すものではありません。 あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。 「やらせ」は発見次第厳重に対処します。