ビクシリン注射用2g

処方薬注射剤

ビクシリン注射用2gの基本情報

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作用と効果

ペニシリン系の抗生物質で、細菌の細胞壁合成を阻害し、抗菌作用を示します。
通常、血液感染症、皮膚感染症、呼吸器感染症、泌尿器感染症、消化器感染症、婦人科感染症、眼科感染症、耳鼻科感染症、歯科感染症など広い範囲の感染症の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。伝染性単核症がある、本人または両親・兄弟が気管支喘息・発疹・蕁麻疹などのアレルギー症状を起こしやすい体質、腎障害がある、経口摂取が不良または非経口栄養状態、全身状態が悪い。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は、1日2~4回筋肉内に注射します。または、通常、1日1~2回に分けて静脈内に注射、もしくは1~2時間かけて静脈内に点滴で注射します。通常、小児は1日3~4回に分けて、新生児は1日2~4回に分けて静脈内に注射、または静脈内に点滴で注射します。

症状を見ながら使用期間を決めていきます。

注射開始から注射終了後まで、安静にしてください。

副作用

主な副作用として、発熱、発疹、蕁麻疹、貧血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・不快感、口内異常感、喘鳴 [ショック]

・発熱、皮膚・粘膜が赤く腫れて発疹や水ぶくれができる、眼球結膜の充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]

・のどの痛み、筋肉痛、貧血 [無顆粒球症、溶血性貧血]

・尿量減少、むくみ、頭痛 [急性腎不全などの重篤な腎障害]

・腹痛、頻回の下痢 [偽膜性大腸炎などの血便を伴う重篤な大腸炎]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

注射をしている間に気分が悪くなったりした場合はすぐに申し出てください。

医薬品情報

製薬会社

Meiji Seika ファルマ株式会社

薬価

1瓶あたり678円 ジェネリックを探す

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 抗生物質製剤 > 主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

アンピシリンナトリウム

この成分で処方薬を探す

YJコード

6131400D4077

レセプト電算コード

621077501

更新日付:2015年03月10日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ビクシリン注射用2gを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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