下半身の筋肉を鍛えよう!

[今からできる!ロコモ予防体操] 2013年10月18日 [金]

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 今回は下半身の筋肉を鍛えます。下半身の筋肉を鍛えることで、身体を無理なく正しい使い方ができるように導きます。体操は少しずつでも毎日続けることが大事です。朝起きた時、夜寝る前、テレビを見ながらなど、無理をしない範囲で続けてみてください。

下半身の筋肉を鍛えよう! その1 寝て壁押し

図解「股関節の動きを柔軟にしよう! その1」

仰向けに寝て、ひざを軽く曲げて足の裏を壁につけます。両腕は力を抜いて伸ばしておきます。
両脚に力を入れて、足の裏でゆっくり壁を押します。5秒間くらい押したら足の力を抜きます。1セット5回を目標に、慣れてきたら10秒間くらい押し続けてみましょう。

チェックポイント

うつぶせの状態で壁を押すと、仰向けの状態よりふくらはぎの運動になります。スクワットより負荷の軽い下半身の運動です。

下半身の筋肉を鍛えよう! その2 壁スクワット

図解「股関節の動きを柔軟にしよう! その2」

部屋のすみの角を利用して行うスクワットです。
コーナーを背にして立ち、両脚を壁に沿って広げていきます。この時、お尻とひざと足は壁につけたままにします。
背筋を伸ばし、上体をやや前傾させ、両手は太ももにおきます。
太ももに置いた両手をひざに移動し、お尻とひざ、足を壁につけたまま、太ももとふくらはぎの角度が90度になるまで腰を下ろしていきます。その後、ゆっくり元の位置に戻します。

チェックポイント

椅子に座るようお尻から下ろしていくのがポイント。ひざが壁から離れてしまう時は手でひざを壁に押しつけるようにしながら腰を下ろします。1セット5回、1日10セットを目標に。ひざと足は同じ方向に曲げます。

講師:渡會公治先生

帝京平成大学健康メディカル学部教授。1975年東大医学部を卒業後、整形外科医としてスポーツ医学を研修。ロサンゼルス・オリンピックのチームドクターなど、現場の体験を活かし、1988年より23年間、東大身体運動研究室准教授として研究活動に注力すると共に、東大生にスポーツ医学の講義ならびに実技を行っていた。この医師と体育教官の両方の目で身体、運動、スポーツ障害を見てきた経験から上手な身体の使い方が障害治療にも予防にも必要であると結論し、高齢者の健康寿命を損なうロコモ(ロコモ―ティブ症候群)にも応用、美立健康協会を設立し各地でロコモ対策美立教室を行っている。

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