専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

日本歯科大学附属病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

口腔外科

分野

歯科口腔外科

特色

"口腔顎顔面の疾患の初期治療から高次の医療まで行う

★他大学の診療科とは異なり、診療と臨床教育を原則としている。そして学際的治療が不可欠となるインプラント、顎変形症、口腔悪性腫瘍、顎関節症などは、院内にある専門の診療センターにおいて一貫診療を行い、高水準の治療に努めている。さらに手術患者さんは術前より退院後も含め、あるいは食物摂取困難な患者さんなどには、食事、栄養摂取などについて栄養サポートチームで積極的に支援を行い、また手術によって口腔機能が喪失する患者さん対しては手術前より咀嚼・嚥下や発語について口腔介護リハビリテーションセンターと積極的に連携して患者さんの支援にあたっている

★外科処置は患者さんの基礎疾患、侵襲大、強い恐怖心、嘔吐反射等ある場合、静脈内鎮静法や静脈麻酔を併用して日帰り手術、短期入院を積極的に励行し、患者さんの負担軽減に努めている

★近年社会的に関心が高い睡眠時無呼吸症候群は、院内治療センター、かかりつけ医と連携して積極的に歯科的診療を行っている

★また様々な原因で顎骨の喪失や著しい骨吸収で条件が悪くなった顎骨へ仮骨延長などで骨を造成することで再建と機能回復を積極的に行っている。診療においても口腔病理専門医がいる利点を生かし緊密に連携し、困難症例を多角的にみている。医員は歯科口腔外科の基本診療が可能になると全身麻酔の研修を行い、より高次の医療に対応している。さらに医員はその適性と希望により前述した各診療センターの診療に携わる。また近県にいくつかの関連病院があり、患者さんの利便性を考え合わせて協力して診療を行っている。 "

症例数

10年度の初診患者数は7,000件を超え、中央手術室約280件、各診療センター別の初診数は顎変形症約120件、顎関節症約700件、口腔癌約75件である。主な入院症例として

口腔感染症=外来通院可能な軽症患者さんから重篤な感染症患者さんまで多様な病態に対応している(入院症例は約15件/年)。特に基礎疾患を有する患者さんについては内科と協力し治療しており、極めて重篤な患者さんは連携医科病院の救命センターと協力して治療を行っている。また慢性下顎骨骨髄炎は近年増加傾向がみられ、薬物療法などの保存的治療から下顎骨切除まで積極的に行っている

顔面外傷=顎骨骨折は年間10件余りであるが、チタンプレートシステムを用いた整復固定を積極的に行い、短期入院、早期社会復帰に徹している

良性腫瘍・のう胞性疾患=画像診断、病理組織診断をもとに可及的に固有の組織と機能の温存を原則に短期入院、日帰り手術を主体にしている

インプラント=世界的に最も実績のあるブロネマルクインプラントがそのほとんどである。155件(上下顎症例を含む)の埋入手術を行い、患者さんの負担軽減を考え、日帰り手術を基本としている。またインプラント治療における種々なトラブルの相談、治療も行っている。またインプラント埋入に必要な顎堤の獲得に骨移植、仮骨延長、顎堤形成、サイナスリフトなども積極的に行っている

顎変形症=本院の特徴でもあり症例が多く、15年間連続して年間約100前後の手術件数を維持している。もう一つの特徴として、この手術の施行は輸血なしを原則とし、過去において自己血輸血を含む一切の輸血をせずに行っている。また患者さんの早期の社会復帰と負担軽減のために、入院期間は10日前後とし、吸収性プレートの使用を積極的に行っている

口腔悪性腫瘍=約60件の手術を施行している。治療は手術療法を主体にして、化学療法も行っている。放射線治療は連携病院放射線科と協力して治療を行っている。手術は患者さんの術後のQOL(生活の質)を考慮して、積極的に口腔軟・硬組織の再建を行っており、マイクロサージャリーを用いた遊離弁移植を中心に各種有茎弁を用い、頸部リンパ節転移に対しては神経、筋、血管を温存した方法を選択している。治療法の選択にはCT、MRI、リンパ節の超音波検査などの画像診断、組織学的悪性度などを基に、患者さん、ご家族と十分な話し合いを行い、最終決定している。カプランマイヤー法による5年生存率は75%、病期別では、StageI:90%、II:87%、III:70%、IV:51%である

申請認可高度先進医療=通常では装着が著しく困難な義歯に対するインプラント。

医療設備

"ヘリカルCT、歯科用コンビームCT、超音波診断装置、口腔CCDカメラ、カラードプラ、クライオサジャリー、各種レーザー、高周波メス、マイクロサージャリー顕微鏡など。 "
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

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