まっすぐ立つのがつらい?もしかして腰が悪くないですか?
[ニュース・トピックス] 2014年5月08日 [木]
腰の痛みと姿勢制御の関係性は?
皆さん、姿勢に気をつけていますか?姿勢が悪いと見た目が悪いだけでなく、体の様々な部分に影響を与えます。例えば、まっすぐ立っているのがつらくなったり、視力の低下にも関係があるといわれています。さらに姿勢が悪いことは、文字通り「体の要」である腰にも悪影響を及ぼす、という研究結果がブラジル・サンパウロ大学のへネ・R・カファロ氏ら研究チームによって発表されました。
カファロ氏らは、「非特異性慢性腰痛」と呼ばれる、原因を特定しきれない慢性の腰痛があるグループ(21人)と、そのような症状のないグループ(23人)を対象にした試験を実施。体のバランス測定を行い、身長体重など基礎的な情報、痛みの状態やその症状によって日常生活がどのくらい影響をうけているかを質問しました。
腰が痛いとバランスがとりにくい?
すると慢性腰痛のあるグループはないグループと比べて、目をつぶって不安定な床に静かに立っている状態で、姿勢の制御がうまくいっていないというデータが取れたのです。なお、2つのグループの間で、年齢、身長、体重やBMIによる差は認められなかったといいます。
体のバランスが悪いから腰痛に悩まされているのか、はたまた腰痛のせいで体のバランスが悪くなってしまったのか・・・。残念ながらこの研究結果では、その関係までは明らかになっていませんので、さらなる研究が期待されます。ともあれ、姿勢を良くすることは、さまざまな好影響が期待できますから、皆さん今日からトライしてみてはいかがでしょうか。(QLife痛み編集部)