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先進医療

「先進医療」とは、医療制度上で、厚生労働大臣が定めた高度な治療法です。
通常、最先端の治療法は効果や危険性の見極めが不充分なうちは保険診療の対象ではないため、全額を患者が自己負担しなければなりません。ところが「先進医療」に認定された治療法に限っては、保険診療と混合して使うことが出来ます。

検査法

三次元形状解析による体表の形態的診断
適応される症状:頭蓋、顔面又は頸部の変形性疾患
神経変性疾患の遺伝子診断
適応される症状:脊髄小脳変性症、家族性筋萎縮性側索硬化症、家族性低カリウム血症性周期性四肢麻痺又はマックリード症候群
抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査
適応される症状:悪性脳腫瘍
家族性アルツハイマー病の遺伝子診断
適応される症状:家族性アルツハイマー病
定量的CTを用いた有限要素法による骨強度予測評価
適応される症状:骨粗鬆症、骨変形若しくは骨腫瘍又は骨腫瘍掻爬術後のもの
EBウイルス感染症迅速診断(リアルタイムPCR法)
適応される症状:EBウイルス感染症(免疫不全のため他の方法による鑑別診断が困難なものに限る。)
フェニルケトン尿症の遺伝子診断
適応される症状:フェニルケトン尿症、高フェニルアラニン血症又はビオプテリン反応性フェニルアラニン水酸化酵素欠損症
培養細胞によるライソゾーム病の診断
適応される症状:ライソゾーム病(ムコ多糖症I型及びII型、ゴーシェ病、ファブリ病並びにポンペ病を除く。)
培養細胞による脂肪酸代謝異常症又は有機酸代謝異常症の診断
適応される症状:脂肪酸代謝異常症又は有機酸代謝異常症
角膜ジストロフィーの遺伝子解析
適応される症状:角膜ジストロフィー
前眼部三次元画像解析
適応される症状:緑内障、角膜ジストロフィー、角膜白斑、角膜変性、角膜不正乱視、水疱性角膜症、円錐角膜若しくは水晶体疾患又は角膜移植術後である者に係るもの
急性リンパ性白血病細胞の免疫遺伝子再構成を利用した定量的PCR法による骨髄微小残存病変(MRD)量の測定
適応される症状:急性リンパ性白血病(ALL)又は非ホジキンリンパ腫(NHL)であって初発時に骨髄浸潤を認めるリンパ芽球性リンパ腫若しくはバーキットリンパ腫
MEN1遺伝子診断
適応される症状:多発性内分泌腫瘍症1型(MEN1)が疑われるもの(原発性副甲状腺機能亢進症(pHPT)(多腺症でないものにあっては、四十歳以下の患者に係るものに限る。)又は多発性内分泌腫瘍症1型(MEN1)に係る内分泌腫瘍症(当該患者の家族に多発性内分泌腫瘍症1型(MEN1)に係る内分泌腫瘍を発症したものがある場合又は多発性内分泌腫瘍症1型(MEN1)に係る内分泌腫瘍を複数発症している場合に限る。))
ウイルスに起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法)
適応される症状:豚脂様角膜後面沈着物若しくは眼圧上昇の症状を有する片眼性の前眼部疾患(ヘルペス性角膜内皮炎又はヘルペス性虹彩炎が疑われるものに限る。)又は網膜に壊死病巣を有する眼底疾患(急性網膜壊死、サイトメガロウイルス網膜炎又は進行性網膜外層壊死が疑われるものに限る。)
細菌又は真菌に起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法)
適応される症状:前房蓄膿、前房フィブリン、硝子体混濁又は網膜病変を有する眼内炎
多項目迅速ウイルスPCR法によるウイルス感染症の早期診断
適応される症状:ウイルス感染症が疑われるもの(造血幹細胞移植(自家骨髄移植、自家末梢血管細胞移植、同種骨髄移植、同種末梢血管細胞移植又は臍帯血移植に限る。)後の患者に係るものに限る。)
CYP2D6遺伝子多型検査
適応される症状:ゴーシェ病
腹腔鏡下センチネルリンパ節生検
適応される症状:早期胃がん
FDGを用いたポジトロン断層・コンピューター断層複合撮影による不明熱の診断
適応される症状:不明熱(画像検査、血液検査及び尿検査により診断が困難なものに限る。)
FDGを用いたポジトロン断層撮影によるアルツハイマー病の診断
適応される症状:アルツハイマー病
MRI撮影及び超音波検査融合画像に基づく前立腺針生検法
適応される症状:前立腺がんが疑われるもの(超音波により病変の確認が困難なものに限る。)
C11標識メチオニンを用いたポジトロン断層撮影による再発の診断
適応される症状:頭頸部腫瘍(原発性若しくは転移性脳腫瘍(放射線治療を実施した日から起算して半年以上経過した患者に係るものに限る。)又は上咽頭、頭蓋骨その他脳に近接する臓器に発生する腫瘍(放射線治療を実施した日から起算して半年以上経過した患者に係るものに限る。)であり、かつ、再発が疑われるものに限る。)
11C標識メチオニンを用いたポジトロン断層撮影による診断
適応される症状:初発の神経膠腫が疑われるもの(生検又は手術が予定されている患者に係るものに限る。)

治療法

高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術
適応される症状:子宮腺筋症
骨髄細胞移植による血管新生療法
適応される症状:閉塞性動脈硬化症又はバージャー病(いずれも従来の治療法に抵抗性を有するものであって、フォンタン分類III度又はIV度のものに限る。)
腹腔鏡下膀胱尿管逆流防止術
適応される症状:膀胱尿管逆流症(国際分類グレードVの高度逆流症を除く。)
泌尿生殖器腫瘍後腹膜リンパ節転移に対する腹腔鏡下リンパ節郭清術
適応される症状:泌尿生殖器腫瘍(リンパ節転移の場合及び画像によりリンパ節転移が疑われる場合に限る。)
末梢血単核球移植による血管再生治療
適応される症状:慢性閉塞性動脈硬化症又はバージャー病(従来の内科的治療及び外科的治療が無効であるものに限り、三年以内に悪性新生物の既往歴を有する者又は未治療の糖尿病性網膜症である者に係るものを除く。)
歯周外科治療におけるバイオ・リジェネレーション法
適応される症状:歯周炎による重度垂直性骨欠損
樹状細胞及び腫瘍抗原ペプチドを用いたがんワクチン療法
適応される症状:腫瘍抗原を発現する消化管悪性腫瘍(食道がん、胃がん又は大腸がんに限る。)、原発性若しくは転移性肝がん、膵臓がん、胆道がん、進行再発乳がん又は肺がん
自己腫瘍・組織及び樹状細胞を用いた活性化自己リンパ球移入療法
適応される症状:がん性の胸水若しくは腹水又は進行がん
多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術
適応される症状:白内障
最小侵襲椎体椎間板掻爬洗浄術
適応される症状:脊椎感染症
金属代替材料としてグラスファイバーで補強された高強度のコンポジットレジンを用いた三ユニットブリッジ治療
適応される症状:臼歯部中間欠損(臼歯部のうち一歯が欠損し、その欠損した臼歯に隣接する臼歯を支台歯とするものに限る。)
内視鏡下甲状腺悪性腫瘍手術
適応される症状:甲状腺がん(未分化がんを除き、甲状腺皮膜浸潤及び明らかなリンパ節腫大を伴わないものに限る。)
FOLFOX6単独療法における血中5-FU濃度モニタリング情報を用いた5-FU投与量の決定
適応される症状:大腸がん(七十歳以上の患者に係るものであって、切除が困難な進行性のもの又は術後に再発したものであり、かつステージIVであると診断されたものに限る。)
腹腔鏡下広汎子宮全摘術
適応される症状:子宮頸がん(ステージがI A2期、I B1期又はII A1期の患者に係るものに限る。)
LDLアフェレシス療法【難治性高コレステロール血症に伴う重度尿蛋白症状を呈する糖尿病性腎症】
適応される症状:難治性高コレステロール血症に伴う重度尿蛋白症状を呈する糖尿病性腎症
パクリタキセル腹腔内投与及び静脈内投与並びにS-1内服併用療法
適応される症状:腹膜播種又は進行性胃がん(腹水細胞診又は腹腔洗浄細胞診により遊離がん細胞を認めるものに限る。)
経カテーテル大動脈弁植込み術
適応される症状:弁尖の硬化変性に起因する重度大動脈弁狭窄症(慢性維持透析を行っている患者に係るものに限る。)
パクリタキセル静脈内投与(一週間に一回投与するものに限る。)及びカルボプラチン腹腔内投与(三週間に一回投与するものに限る。)の併用療法
適応される症状:上皮性卵巣がん、卵管がん又は原発性腹膜がん
十二種類の腫瘍抗原ペプチドによるテーラーメイドのがんワクチン療法
適応される症状:ホルモン不応性再燃前立腺がん(ドセタキセルの投与が困難な者であって、HLA-A24が陽性であるものに係るものに限る。)
経胎盤的抗不整脈薬投与療法
適応される症状:胎児頻脈性不整脈(胎児の心拍数が毎分百八十以上で持続する心房粗動又は上室性頻拍に限る。)
重症低血糖発作を伴うインスリン依存性糖尿病に対する脳死ドナー又は心停止ドナーからの膵島移植
適応される症状:重症低血糖発作を伴うインスリン依存性糖尿病
培養骨髄細胞移植による骨延長術
適応される症状:骨系統疾患(低身長又は下肢長不等である者に係るものに限る。)
NKT細胞を用いた免疫療法【肺がん(小細胞肺がんを除き、切除が困難な進行性のもの又は術後に再発したものであって、化学療法が行われたものに限る。)】
適応される症状:肺がん(小細胞肺がんを除き、切除が困難な進行性のもの又は術後に再発したものであって、化学療法が行われたものに限る。)
ペメトレキセド静脈内投与及びシスプラチン静脈内投与の併用療法
適応される症状:肺がん(扁平上皮肺がん及び小細胞肺がんを除き、病理学的見地から完全に切除されたと判断されるものに限る。)
ゾレドロン酸誘導γδT細胞を用いた免疫療法
適応される症状:非小細胞肺がん(従来の治療法に抵抗性を有するものに限る。)
コレステロール塞栓症に対する血液浄化療法
適応される症状:コレステロール塞栓症
NKT細胞を用いた免疫療法【頭頸部扁平上皮がん(診断時のステージがIV期であって、初回治療として計画された一連の治療後の完全奏功の判定から八週間以内の症例(当該期間内に他の治療を実施していないものに限る。)に限る。)】
適応される症状:頭頸部扁平上皮がん(診断時のステージがIV期であって、初回治療として計画された一連の治療後の完全奏功の判定から八週間以内の症例(当該期間内に他の治療を実施していないものに限る。)に限る。)
C型肝炎ウイルスに起因する肝硬変に対する自己骨髄細胞投与療法
適応される症状:C型肝炎ウイルスに起因する肝硬変(Child-Pugh分類による点数が七点以上のものであって、従来の治療法(肝移植術を除く。)ではその治療に係る効果が認められないものに限る。)
自己口腔粘膜及び羊膜を用いた培養上皮細胞シートの移植術
適応される症状:スティーブンス・ジョンソン症候群、眼類天疱瘡又は熱・化学腐食に起因する難治性の角結膜疾患(角膜上皮幹細胞が疲弊することによる視力障害が生じているもの、角膜上皮が欠損しているもの又は結膜嚢が癒着しているものに限る。)
経皮的乳がんラジオ波焼灼療法
適応される症状:早期乳がん(長径が一・五センチメートル以下のものに限る。)
インターフェロンα皮下投与及びジドブジン経口投与の併用療法
適応される症状:成人T細胞白血病リンパ腫(症候を有するくすぶり型又は予後不良因子を有さない慢性型のものに限る。)
冠動脈又は末梢動脈に対するカテーテル治療におけるリーナルガードを用いた造影剤腎症の発症抑制療法
適応される症状:腎機能障害を有する冠動脈疾患(左室駆出率が三十パーセント以下のものを除く。)又は末梢動脈疾患
トレミキシンを用いた吸着式血液浄化療法
適応される症状:特発性肺線維症(急性増悪の場合に限る。)
オクトレオチド皮下注射療法
適応される症状:先天性高インスリン血症(生後二週以上十二月未満の患者に係るものであって、ジアゾキサイドの経口投与では、その治療に係る効果が認められないものに限る。)
アルテプラーゼ静脈内投与による血栓溶解療法
適応される症状:急性脳梗塞(当該疾病の症状の発症時刻が明らかでない場合に限る。)
放射線照射前に大量メトトレキサート療法を行った後のテモゾロミド内服投与及び放射線治療の併用療法並びにテモゾロミド内服投与の維持療法
適応される症状:初発の中枢神経系原発悪性リンパ腫(病理学的見地からびまん性大細胞型B細胞リンパ腫であると確認されたものであって、原発部位が大脳、小脳又は脳幹であるものに限る。)
全身性エリテマトーデスに対する初回副腎皮質ホルモン治療におけるクロピドグレル硫酸塩、ピタバスタチンカルシウム及びトコフェロール酢酸エステル併用投与の大腿骨頭壊死発症抑制療法
適応される症状:全身性エリテマトーデス(初回の副腎皮質ホルモン治療を行っている者に係るものに限る。)
術前のTS-1内服投与、パクリタキセル静脈内及び腹腔内投与並びに術後のパクリタキセル静脈内及び腹腔内投与の併用療法
適応される症状:根治切除が可能な漿膜浸潤を伴う胃がん(洗浄細胞診により、がん細胞の存在が認められないものに限る。)
NKT細胞を用いた免疫療法【肺がん(小細胞肺がんを除き、ステージがIIA期、IIB期又はIIIA期であって、肉眼による観察及び病理学的見地から完全に切除されたと判断されるものに限る。)】
適応される症状:肺がん(小細胞肺がんを除き、ステージがIIA期、IIB期又はIIIA期であって、肉眼による観察及び病理学的見地から完全に切除されたと判断されるものに限る。)
ベペルミノゲンペルプラスミドによる血管新生療法
適応される症状:閉塞性動脈硬化症又はビュルガー病(血行再建術及び血管内治療が困難なものであって、フォンタン分類III度又はIV度のものに限る。)
腹膜偽粘液腫に対する完全減量切除術における術中のマイトマイシンC腹腔内投与及び術後のフルオロウラシル腹腔内投与の併用療法
適応される症状:腹膜偽粘液腫(画像検査により肝転移及びリンパ節転移が認められないものであって、放射線治療を行っていないものに限る。)
術前のS-1内服投与、シスプラチン静脈内投与及びトラスツズマブ静脈内投与の併用療法
適応される症状:切除が可能な高度リンパ節転移を伴う胃がん(HER2が陽性のものに限る。)
上肢カッティングガイド及び上肢カスタムメイドプレートを用いた上肢骨変形矯正術
適応される症状:骨端線障害若しくは先天奇形に起因する上肢骨(長管骨に限る。以下この号において同じ。)の変形又は上肢骨の変形治癒骨折(一上肢に二以上の骨変形を有する者に係るものを除く。)
リツキシマブ点滴注射後におけるミコフェノール酸モフェチル経口投与による寛解維持療法
適応される症状:特発性ネフローゼ症候群(当該疾病の症状が発症した時点における年齢が十八歳未満の患者に係るものであって、難治性頻回再発型又はステロイド依存性のものに限る。)
ステロイドパルス療法及びリツキシマブ静脈内投与の併用療法
適応される症状:特発性ネフローゼ症候群(当該疾病の症状が発症した時点における年齢が十八歳未満の患者に係るものであって、難治性ステロイド抵抗性のものに限る。)
周術期カルペリチド静脈内投与による再発抑制療法
適応される症状:非小細胞肺がん(CT撮影により非浸潤がんと診断されたものを除く。)
コラーゲン半月板補填材を用いた半月板修復療法
適応される症状:半月板損傷(関節鏡検査により半月板の欠損を有すると診断された患者に係るものに限る。)
LDLアフェレシス療法【閉塞性動脈硬化症(薬物療法に抵抗性を有するものであり、かつ、血行再建術及び血管内治療が困難なものであって、フォンタン分類IIB度以上のものに限る。)】
適応される症状:閉塞性動脈硬化症(薬物療法に抵抗性を有するものであり、かつ、血行再建術及び血管内治療が困難なものであって、フォンタン分類IIB度以上のものに限る。)
陽子線治療【頭頚部腫瘍(脳腫瘍を含む。)肺・縦隔腫瘍、骨軟部腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る。)】
適応される症状:頭頚部腫瘍(脳腫瘍を含む。)肺・縦隔腫瘍、骨軟部腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る。)
重粒子線治療【頭頚部腫瘍、肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る。)】
適応される症状:頭頚部腫瘍、肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る。)
腹腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清術
適応される症状:子宮体がん(ステージがIA期であってグレード3若しくは特殊型(漿液性腺がん、明細胞腺がん、がん肉腫等)のもの又はステージがIB期若しくはII期と疑われるものに限る。)
自己心膜及び弁形成リングを用いた僧帽弁置換術
適応される症状:僧帽弁閉鎖不全症(感染性心内膜炎により僧帽弁両尖が破壊されているもの又は僧帽弁形成術を実施した日から起算して六ヶ月以上経過した患者(再手術の適応が認められる患者に限る。)に係るものに限る。)
骨髄由来間葉系細胞による顎骨再生療法
適応される症状:腫瘍、顎骨骨髄炎、外傷等の疾患による広範囲の顎骨又は歯槽骨欠損(上顎にあっては連続した三分の一顎程度以上の顎骨欠損又は上顎洞若しくは鼻腔への交通が認められる顎骨欠損に限り、下顎にあっては連続した三分の一顎程度以上の歯槽骨欠損又は下顎区域切除以上の顎骨欠損に限り、歯槽骨欠損にあっては歯周疾患及び加齢による骨吸収を除く。)
テモゾロミド用量強化療法
適応される症状:膠芽腫(初発時の初期治療後に再発又は増悪したものに限る。)
ハイパードライヒト乾燥羊膜を用いた外科的再建術
適応される症状:再発翼状片(増殖組織が角膜輪部を超えるものに限る。)
多血小板血漿を用いた難治性皮膚潰瘍の治療
適応される症状:褥瘡又は難治性皮膚潰瘍(美容等に係るものを除く。)
mFOLFOX6及びパクリタキセル腹腔内投与の併用療法
適応される症状:胃がん(腺がん及び腹膜播種であると確認されたものであって、抗悪性腫瘍剤の経口投与では治療が困難なものに限る。)
131I-MIBGを用いた内照射療法【難治性褐色細胞腫(パラガングリオーマを含む。)】
適応される症状:難治性褐色細胞腫(パラガングリオーマを含む。)
FOLFIRINOX療法
適応される症状:胆道がん(切除が不能と判断されたもの又は術後に再発したものに限る。)
内視鏡下手術用ロボットを用いた腹腔鏡下広汎子宮全摘術
適応される症状:子宮頸がん(FIGOによる臨床進行期分類がIB期以上及びIIB期以下の扁平上皮がん又はFIGOによる臨床進行期分類がIA2期以上及びIIB期以下の腺がんであって、リンパ節転移及び腹腔内臓器に転移していないものに限る。)
自家嗅粘膜移植による脊髄再生治療
適応される症状:胸髄損傷(損傷後十二月以上経過してもなお下肢が完全な運動麻痺(米国脊髄損傷教会によるAISがAである患者に係るものに限る。)を呈するものに限る。)
陽子線治療【肝細胞がん(初発のものであって、肝切除術、肝移植術、エタノールの局所注入、マイクロ波凝固法又はラジオ波焼灼療法による治療が困難であり、かつChild―Pugh分類による点数が七点未満のものに限る。)】
適応される症状:肝細胞がん(初発のものであって、肝切除術、肝移植術、エタノールの局所注入、マイクロ波凝固法又はラジオ波焼灼療法による治療が困難であり、かつChild―Pugh分類による点数が七点未満のものに限る。)
重粒子線治療【肝細胞がん(初発のものであって、肝切除術、肝移植術、エタノールの局所注入、マイクロ波凝固法又はラジオ波焼灼療法による治療が困難であり、かつChild―Pugh分類による点数が七点未満のものに限る。)】
適応される症状:肝細胞がん(初発のものであって、肝切除術、肝移植術、エタノールの局所注入、マイクロ波凝固法又はラジオ波焼灼療法による治療が困難であり、かつChild―Pugh分類による点数が七点未満のものに限る。)
アキシチニブ単剤投与療法
適応される症状:胆道がん(切除が不能と判断されたもの又は術後に再発したものであって、ゲムシタビンによる治療に対して抵抗性を有するものに限る。)
重粒子線治療【非小細胞肺がん(ステージがI期であって、肺の末梢に位置するものであり、かつ肺切除術が困難なものに限る。)】
適応される症状:非小細胞肺がん(ステージがI期であって、肺の末梢に位置するものであり、かつ肺切除術が困難なものに限る。)
切除支援のための気管支鏡下肺マーキング法
適応される症状:微小肺病変(肺悪性腫瘍が疑われ、又は診断のついた定型的な肺葉間以外の切離線の設定が必要なものであり、かつ、術中に同定することが困難と予測され、切除マージンの確保に注意を要するものに限る。)
ゲムシタビン静脈内投与及び重粒子線治療の併用療法
適応される症状:膵臓がん(遠隔転移しておらず、かつ、TNM分類がT4のものに限る。)
ゲムシタビン静脈内投与、ナブ―パクリタキセル静脈内投与及びパクリタキセル腹腔内投与の併用療法
適応される症状:腹膜播種を伴う膵臓がん
治療抵抗性の子宮頸がんに対するシスプラチンによる閉鎖循環下骨盤内非均衡灌流療法
適応される症状:子宮頸がん(術後に再発したものであって、同時化学放射線療法に不応かつ手術が不能なものに限る。)
陽子線治療【肝内胆管がん(切除が不能と判断されたものであって、化学療法が奏効しないもの又は化学療法の実施が困難なものに限る。)】
適応される症状:肝内胆管がん(切除が不能と判断されたものであって、化学療法が奏効しないもの又は化学療法の実施が困難なものに限る。)
ヒドロキシクロロキン療法
適応される症状:関節リウマチ(既存の合成抗リウマチ薬による治療でDAS28が二・六未満を達成できないものに限る。)
水素ガス吸入療法
適応される症状:心停止後症候群(院外における心停止後に院外又は救急外来において自己心拍が再開し、かつ、心原性心停止が推定されるものに限る。)
ヒトIL-11製剤を用いた心筋保護療法
適応される症状:ST上昇型急性心筋梗塞(再灌流療法を施行する場合に限る。)
重粒子線治療【前立腺がん(遠隔転移しておらず、D'Amico分類で高リスク群と診断されるものに限る。)】
適応される症状:前立腺がん(遠隔転移しておらず、D'Amico分類で高リスク群と診断されるものに限る。)
トラスツズマブ静脈内投与及びドセタキセル静脈内投与の併用療法
適応される症状:乳房外パジェット病(HER2が陽性であって、切除が困難な進行性のものであり、かつ、術後に再発したもの又は転移性のものに限る。)
術後のカペシタビン内服投与及びオキサリプラチン静脈内投与の併用療法
適応される症状:小腸腺がん(ステージが I 期、II期又はIII期であって、肉眼による観察及び病理学的見地から完全に切除されたと判断されるものに限る。)
S-1内服投与並びにパクリタキセル静脈内及び腹腔内投与の併用療法
適応される症状:膵臓がん(遠隔転移しておらず、かつ、腹膜転移を伴うものに限る。)
S-1内服投与、シスプラチン静脈内投与及びパクリタキセル腹腔内投与の併用療法
適応される症状:腹膜播種を伴う初発の胃がん
陽子線治療【根治切除が可能な肝細胞がん(初発のものであり、単独で発生したものであって、その長径が三センチメートルを超え、かつ、十二センチメートル未満のものに限る。)】
適応される症状:根治切除が可能な肝細胞がん(初発のものであり、単独で発生したものであって、その長径が三センチメートルを超え、かつ、十二センチメートル未満のものに限る。)
陽子線治療【前立腺がん(遠隔転移しておらず、NCCN分類で中リスク群と診断されるものに限る。)】
適応される症状:前立腺がん(遠隔転移しておらず、NCCN分類で中リスク群と診断されるものに限る。)
131I-MIBGを用いた内照射療法【神経芽腫(COGリスク分類又はINRG治療前分類で高リスク群と診断されるものであって、化学療法及び造血幹細胞移植が行われる予定のものに限る。)】
適応される症状:神経芽腫(COGリスク分類又はINRG治療前分類で高リスク群と診断されるものであって、化学療法及び造血幹細胞移植が行われる予定のものに限る。)

新しい医療

「新しい医療」とは、近年に先進医療と認定されたことがあるものの、一定の期間が過ぎて効果や危険性が充分確認された後、現在は削除(承認取消等)されている高度な治療法です。QLife独自の呼称です。
保険適用の治療法になる場合と、保険診療には適さないとされる場合があり、前者の場合は、一般の医療機関でも治療を受けることができます。後者は、比較的に先端的な医療であり一部の患者さんにとっては選択肢として検討に値する場合があります。

検査法

胎児心超音波検査
適応される症状:産科スクリーニング胎児超音波検査において心疾患が強く疑われる症例
スキンドファイバー法による悪性高熱症診断法
適応される症状:手術が予定されている者で、悪性高熱症が強く疑われる者
筋強直性又は筋緊張性ジストロフィーのDNA診断
適応される症状:-
SDI法による抗悪性腫瘍感受性試験
適応される症状:消化器がん、頭頸部がん、乳がん、肺がん、がん性胸・腹膜炎、子宮頸がん、子宮体がん又は卵巣がん
三次元形状解析による顔面の形態的診断
適応される症状:頭蓋、顔面又は頸部の変形性疾患
HDRA法又はCD-DST法による抗悪性腫瘍感受性試験
適応される症状:消化器がん(根治度Cの胃がんを除く。)、頭頸部がん、乳がん、肺がん、がん性胸・腹膜炎、子宮頸がん、子宮体がん又は卵巣がん
子宮頸部前がん病変のHPV-DNA診断
適応される症状:子宮頸部軽度異形成
成長障害のDNA診断
適応される症状:特発性低身長症
ミトコンドリア病のDNA診断
適応される症状:高乳酸血症その他のミトコンドリア機能低下が疑われる疾患
神経変性疾患のDNA診断
適応される症状:ハンチントン舞踏病、脊髄小脳変性症、球脊髄性筋萎縮症、家族性筋萎縮性側索硬化症、家族性低カリウム血症性周期性四肢麻痺又はマックリード症候群その他の神経変性疾患
低悪性度非ホジキンリンパ腫の遺伝子診断
適応される症状:マントル細胞リンパ腫の補助診断として用いるものに限る。
悪性脳腫瘍に対する抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子解析
適応される症状:-
Q熱診断における血清抗体価測定及び病原体遺伝子診断
適応される症状:急性期又は慢性期のQ熱
リアルタイムPCRを用いた迅速診断
適応される症状:EBウイルス感染症
培養細胞による先天性代謝異常診断
適応される症状:先天性代謝異常(ライソゾーム病に限る。)に罹患する可能性の高い胎児もしくは新生児又は先天性代謝異常(ライソゾーム病に限る。)が疑われる小児に係るものであって、酵素補充療法による治療が出来ないもの
角膜ジストロフィの遺伝子解析
適応される症状:角膜ジストロフィと診断された症例
抗EGFR抗体医薬投与前におけるKRAS遺伝子変異検査
適応される症状:EGFR陽性の治癒切除不能な進行又は再発の結腸又は直腸がん
悪性黒色腫におけるセンチネルリンパ節の遺伝子診断
適応される症状:-
悪性黒色腫又は乳がんにおけるセンチネルリンパ節の同定と転移の検索
適応される症状:-
早期胃がんに対する腹腔鏡下センチネルリンパ節検索
適応される症状:-
CTガイド下気管支鏡検査
適応される症状:肺腫瘍
筋強直性ジストロフィーの遺伝子診断
適応される症状:筋強直性ジストロフィー
抗悪性腫瘍剤感受性検査(SDI法)
適応される症状:消化器がん、頭頸部がん、乳がん、肺がん、がん性胸・腹膜炎、子宮頸がん、子宮体がん又は卵巣がん
抗悪性腫瘍剤感受性検査(HDRA法又はCD-DST法)
適応される症状:消化器がん(根治度Cの胃がんを除く。)、頭頸部がん、乳がん、肺がん、がん性胸・腹膜炎、子宮頸がん、子宮体がん又は卵巣がん
31燐-磁気共鳴スペクトロスコピーとケミカルシフト画像による糖尿病性足病変の非侵襲的診断
適応される症状:糖尿病性足病変
神経芽腫の遺伝子検査
適応される症状:神経芽腫
ケラチン病の遺伝子診断
適応される症状:水疱型魚鱗癬様紅皮症、単純型表皮水疱症その他のケラチン病
隆起性皮膚線維肉腫の遺伝子検査
適応される症状:隆起性皮膚線維肉腫
先天性銅代謝異常症の遺伝子診断
適応される症状:ウィルソン病、メンケス病又はオクシピタルホーン症候群
色素性乾皮症の遺伝子診断
適応される症状:色素性乾皮症
先天性高インスリン血症の遺伝子診断
適応される症状:先天性高インスリン血症
先天性難聴の遺伝子診断
適応される症状:先天性難聴
造血器腫瘍細胞における薬剤耐性遺伝子産物P糖蛋白の測定
適応される症状:白血病、悪性リンパ腫又は多発性骨髄腫
ミトコンドリア病の遺伝子診断
適応される症状:ミトコンドリア病が強く疑われるもの
Q熱診断における血清抗体価測定及び病原体遺伝子検査
適応される症状:Q熱が強く疑われるもの
光トポグラフィー検査を用いたうつ症状の鑑別診断補助
適応される症状:ICD-10(平成二十一年総務省告示第百七十六号(統計法第二十八条及び附則第三条の規定に基づき、疾病、傷害及び死因に関する分類の名称及び分類表を定める件)の「3」の「(1) 疾病、傷害及び死因の統計分類基本分類表」に規定する分類をいう。)においてF2(統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害)に分類される疾病及びF3(気分(感情)障害)に分類される疾病のいずれかの疾病であることが強く疑われるうつ症状(器質的疾患に起因するものを除く。)
蛍光膀胱鏡を用いた5-アミノレブリン酸溶解液の経口投与又は経尿道投与による膀胱がんの光力学的診断
適応される症状:筋層非浸潤性膀胱がん

治療法

顎関節症の補綴学的治療
適応される症状:顎関節症(顎関節内障、下顎頭の著しい変形及び顎関節円板の断裂を除く。)
経皮的埋め込み電極を用いた機能的電子刺激療法
適応される症状:神経の障害による運動麻痺又は骨・関節手術後の筋萎縮
腹腔鏡下肝部分切除術
適応される症状:肝外側区域切除術を含み、肝腫瘍
悪性腫瘍に対する陽子線治療
適応される症状:固形がん
エキシマレーザーによる治療的角膜切除術
適応される症状:角膜ジストロフィー又は帯状角膜変性
門脈圧亢進症に対する経頸静脈肝内門脈大循環短絡術
適応される症状:内視鏡的治療若しくは薬物治療抵抗性の食道静脈瘤又は胃静脈瘤、門脈圧亢進症性胃腸症、難治性腹水又は難治性肝性胸水
乳房温存療法における鏡視下腋窩郭清術
適応される症状:主に乳房温存手術が可能なステージI又はIIの乳がん
声帯内自家側頭筋膜移植術
適応される症状:一側性反回神経麻痺又は声帯溝症
脊椎腫瘍に対する腫瘍脊椎骨全摘術
適応される症状:原発性脊椎腫瘍又は転移性脊椎腫瘍
骨軟部腫瘍切除後骨欠損に対する自家液体窒素処理骨移植
適応される症状:-
膵腫瘍に対する腹腔鏡補助下膵切除術
適応される症状:インスリノーマ、脾動脈瘤、粘液性嚢胞腫瘍、膵管内腫瘍その他の膵良性腫瘍に係る膵体尾部切除又は核出術に限る。
活性化Tリンパ球移入療法
適応される症状:原発性若しくは続発性の免疫不全症の難治性日和見感染症又は慢性活動性EBウイルス感染症
膀胱尿管逆流症に対する腹腔鏡下逆流防止術
適応される症状:膀胱尿管逆流症(国際分類グレードVの高度逆流症を除く。)
泌尿生殖器腫瘍の後腹膜リンパ節転移に対する腹腔鏡下リンパ節郭清術
適応される症状:泌尿生殖器腫瘍のリンパ節転移例又は画像上リンパ節転移が疑われるもの
頸椎椎間板ヘルニアに対するヤグレーザーによるCT透視下の経皮的椎間板減圧術
適応される症状:頸椎椎間板ヘルニア(画像診断上椎間板繊維輪の破綻していないヘルニアであって、神経根症が明らかであり保存治療に抵抗性のもの(後縦靱帯骨化症、脊椎管狭窄状態又は脊椎症状のあるものを除く。))
一絨毛膜性双胎妊娠において発症した双胎間輸血症候群に対する内視鏡的胎盤吻合血管レーザー焼灼術
適応される症状:双胎間輸血症候群に罹患した一絨毛膜性双胎妊娠の症例(妊娠十六週から二十六週に限る。)
膀胱水圧拡張術
適応される症状:間質性膀胱炎
強度変調放射線治療
適応される症状:限局性の固形悪性腫瘍(頭頸部腫瘍、前立腺腫瘍又は中枢神経腫瘍であって、原発性のものを除く。)
腫瘍性骨病変及び骨粗鬆症に伴う骨脆弱性病変に対する経皮的骨形成術
適応される症状:転移性脊椎骨腫瘍、骨粗鬆症による脊椎骨折又は難治性疼痛を伴う椎体圧迫骨折若しくは臼蓋骨折
カフェイン併用化学療法
適応される症状:骨肉腫、悪性線維性組織球腫、滑膜肉腫又は明細胞肉腫その他の骨軟部悪性腫瘍
筋過緊張に対するMAB(muscle afferent block)治療
適応される症状:ジストニア、痙性麻痺その他の局所の筋過緊張を呈する病態
胸部悪性腫瘍に対するラジオ波焼灼療法
適応される症状:胸部悪性腫瘍(従来の外科的治療法の実施が困難なもの又は外科的治療法の実施により根治性が期待できないものに限る。)
腎悪性腫瘍に対するラジオ波焼灼療法
適応される症状:腎悪性腫瘍(従来の外科的治療法の実施が困難なもの又は外科的治療法の実施により根治性が期待できないものに限る。)
内視鏡下甲状腺がん手術
適応される症状:手術の実施後、予後の良い甲状腺乳頭がん
骨腫瘍のCT透視ガイド下経皮的ラジオ波焼灼療法
適応される症状:転移性骨腫瘍で既存の治療法により制御不良なもの又は類骨腫(診断の確実なものに限る。)
下肢静脈瘤に対する血管内レーザー治療法
適応される症状:一次性下肢静脈瘤
腹腔鏡補助下肝切除術
適応される症状:部分切除及び外側区域切除を除く。
インプラント義歯
適応される症状:次のいずれかに該当するもの (1) 腫瘍、顎骨骨髄炎、外傷等の疾患による広範囲の顎骨欠損若しくは歯槽骨欠損(上顎にあっては、連続した三分の一顎程度以上の顎骨欠損又は上顎洞若しくは鼻腔への交通が認められる顎骨欠損に、下顎にあっては、連続した三分の一顎程度以上の歯槽骨欠損(歯周疾患又は加齢による歯槽骨吸収によるものを除く。)又は下顎区域切除以上の顎骨欠損に限る。)又はこれらの欠損が骨移植等により再建されたもののうち、従来のブリッジや可撤性義歯(顎堤形成後の可撤性義歯を含む。)では咀嚼機能の回復が困難なもの (2) Cawood&Howellの顎堤吸収分類のV級又はVI級に相当する顎骨の過度の吸収が全顎にわたって認められる無歯顎であって、従来の全部床義歯(顎堤形成後の全部床義歯を含む。)では咀嚼機能の回復が困難なもの
顎顔面補綴
適応される症状:腫瘍手術、外傷、炎症その他の原因により顔面領域に生じた広範囲の実質欠損
人工括約筋を用いた尿失禁手術
適応される症状:尿失禁
光学印象採得による陶材歯冠修復法
適応される症状:歯冠部う蝕
経皮的レーザー椎間板減圧術
適応される症状:椎間板ヘルニア
鏡視下肩峰下腔除圧術
適応される症状:肩インピンジメント症候群
腫瘍脊椎骨全摘術
適応される症状:脊椎腫瘍
腹腔鏡補助下膵体尾部切除又は核出術
適応される症状:膵内分泌系腫瘍その他の膵良性又は低悪性腫瘍
エキシマレーザー冠動脈形成術
適応される症状:冠動脈狭窄症(経皮的冠動脈形成術(エキシマレーザー冠動脈形成術を除く。)による治療が困難なものに限る。)又は慢性完全閉塞病変若しくはこれに準ずるもの
三次元再構築画像による股関節疾患の診断及び治療
適応される症状:高度の欠損又は変形を有する股関節疾患
HLA抗原不一致血縁ドナーからのCD34陽性造血幹細胞移植
適応される症状:HLA適合ドナーがいないために造血幹細胞移植が受けられない小児悪性腫瘍、難治性造血障害又は免疫不全症
内視鏡的胎盤吻合血管レーザー焼灼術
適応される症状:双胎間輸血症候群に罹患した一絨毛膜性双胎妊娠(妊娠十六週以上二十六週以下のものに限る。)
カラー蛍光観察システム下気管支鏡検査及び光線力学療法
適応される症状:肺がん又は気管支前がん病変
超音波骨折治療法
適応される症状:四肢の骨折(開放骨折、粉砕骨折及び治療のために手術中に行われたものを除く。)であって、観血的手術を実施したもの
腹腔鏡下直腸固定術
適応される症状:直腸脱
骨移動術による関節温存型再建
適応される症状:骨軟部腫瘍切除後の骨欠損
肝切除手術における画像支援ナビゲーション
適応される症状:肝がん、肝内胆管がん又は生体肝移植ドナーである者に係るもの
内視鏡下小切開泌尿器腫瘍手術
適応される症状:尿管腫瘍、膀胱腫瘍、後腹膜腫瘍、後腹膜リンパ節腫瘍(精巣がんから転移したものに限る。)又は骨盤リンパ節腫瘍(泌尿器がんから転移したものに限る。)
マイクロ波子宮内膜アブレーション
適応される症状:機能性及び器質性過多月経(妊孕性の温存が必要な場合又は子宮内膜がん、異型内膜増殖症その他の悪性疾患若しくはその疑いがある場合を除き、子宮壁厚が十ミリメートル以上の場合に限る。)
内視鏡的大腸粘膜下層剥離術
適応される症状:早期大腸がん(EMR(内視鏡的粘膜切除術をいう。以下同じ。)では一括切除が困難な二センチメートル以上の病変であって、拡大内視鏡診断又は超音波内視鏡診断による十分な術前評価の結果、根治性が期待できるものに限る。)又は腺腫(EMRを実施した際の病変の挙上が不良なもの又はEMRを実施した後に遺残若しくは再発したものであって、EMRでは切除が困難な一センチメートル以上の病変のものに限る。)
腹腔鏡下膀胱内手術
適応される症状:膀胱尿管逆流症又は巨大尿管症
腹腔鏡下根治的膀胱全摘除術
適応される症状:浸潤性膀胱がん
頸部内視鏡手術
適応される症状:甲状腺濾胞腺腫、腺腫様甲状腺腫、バセドウ病又は原発性上皮小体機能亢進症
経皮的肺がんラジオ波焼灼療法
適応される症状:原発性又は転移性肺がん(切除が困難なものに限る。)
経皮的腎がんラジオ波焼灼療法
適応される症状:原発性又は転移性腎がん(切除が困難なものに限る。)
内視鏡下甲状腺切除術
適応される症状:甲状腺乳頭癌
CT透視ガイド下経皮的骨腫瘍ラジオ波焼灼療法
適応される症状:転移性骨腫瘍(既存の治療法により制御不良なものに限る。)又は類骨腫(診断が確定したものに限る。)
胎児胸腔・羊水腔シャントチューブ留置術
適応される症状:原発性胎児胸水又は肺分画症による続発性胎児胸水(胎児水腫又は羊水過多であって、胸腔穿刺後に速やかな胸水の再貯蓄が認められるもの(妊娠二十週以上三十四週未満のものに限る。)に限る。)
副甲状腺内活性型ビタミンDアナログ直接注入療法
適応される症状:二次性副甲状腺機能亢進症(維持透析を行っているものに限る。)
根治的前立腺全摘除術における内視鏡下手術用ロボット支援
適応される症状:前立腺がん
経カテーテル大動脈弁留置術
適応される症状:重度大動脈弁狭窄症(弁尖の硬化変性に起因するものに限る。)
生体内吸収性高分子担体を用いた塩基性線維芽細胞増殖因子による血管新生療法
適応される症状:慢性閉塞性動脈硬化症又はバージャー病(いずれも従来の治療法による治療が困難なものに限る。)
脂肪萎縮症に対するレプチン補充療法
適応される症状:脂肪萎縮症
重症低血糖発作を伴うインスリン依存性糖尿病に対する心停止ドナーからの膵島移植
適応される症状:重症低血糖発作を伴うインスリン依存性糖尿病
転移性又は再発の腎細胞がんに対するピロリン酸モノエステル誘導γδ型T細胞及び含窒素ビスホスホン酸を用いた免疫療法
適応される症状:サイトカイン不応性の転移性又は再発の腎細胞がん
内視鏡下手術用ロボットを用いた冠動脈バイパス手術(一箇所のみを吻合するものに限る。)
適応される症状:虚血性心疾患
膝靱帯再建手術における画像支援ナビゲーション
適応される症状:前十字靱帯損傷又は後十字靱帯損傷
難治性眼疾患に対する羊膜移植術
適応される症状:再発翼状片、角膜上皮欠損(角膜移植によるものを含む。)、角膜穿孔、角膜化学腐食、角膜瘢痕、瞼球癒着(スティーブンス・ジョンソン症候群、眼類天疱瘡、熱・化学外傷瘢痕その他の重症の瘢痕性角結膜疾患を含む。)、結膜上皮内過形成、結膜腫瘍その他の眼表面疾患
X線CT画像診断に基づく手術用顕微鏡を用いた歯根端切除手術
適応される症状:難治性根尖性歯周炎(通常の根管治療では効果が認められないものに限る。)
セメント固定人工股関節再置換術におけるコンピュータ支援フルオロナビゲーションを用いたセメント除去術
適応される症状:人工股関節再置換術を行う者に係るもの
腹腔鏡下子宮体がん根治手術
適応される症状:手術進行期分類Ib期までの子宮体がん
内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術
適応される症状:下肢慢性静脈不全症(下腿の広範囲の皮膚に色素沈着、硬化若しくは萎縮が起こり、又は潰瘍を有するものであって、超音波検査により穿通枝の血液が逆流していることが確認されるものに限る。)
歯科用CAD・CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴
適応される症状:小臼歯の重度のう蝕に対して全部被覆冠による歯冠補綴が必要なもの
胸腔鏡下動脈管開存症手術
適応される症状:動脈管開存症(最大径が十ミリメートル以下であって、石灰化、感染又は瘤化していない動脈管に係るものに限る。)
腹腔鏡下スリーブ状胃切除術
適応される症状:BMI(患者の体重をキログラムで表した数値をその者の身長をメートルで表した数値の二乗で除して得た数値をいう。)が三十五以上の肥満症
化学療法に伴うカフェイン併用療法
適応される症状:悪性骨腫瘍又は悪性軟部腫瘍
胎児尿路・羊水腔シャント術
適応される症状:胎児閉塞性尿路疾患
筋過緊張に対する筋知覚神経ブロック治療
適応される症状:ジストニア、痙性麻痺その他の局所の筋過緊張を呈するもの
ラジオ波焼灼システムを用いた腹腔鏡補助下肝切除術
適応される症状:原発性若しくは転移性肝がん又は肝良性腫瘍
パクリタキセル静脈内投与、カルボプラチン静脈内投与及びベバシズマブ静脈内投与の併用療法(これらを三週間に一回投与するものに限る。)並びにベバシズマブ静脈内投与(三週間に一回投与するものに限る。)による維持療法
適応される症状:再発卵巣がん、卵管がん又は原発性腹膜がん
パクリタキセル腹腔内反復投与療法
適応される症状:胃切除後の進行性胃がん(腹膜に転移しているもの、腹腔洗浄細胞診が陽性であるもの又はステージII若しくはIIIであって肉眼型分類が3型(長径が八センチメートル以上のものに限る。)若しくは4型であるものに限る。)
残存聴力活用型人工内耳挿入術
適応される症状:両側性感音難聴(高音障害急墜型又は高音障害漸傾型の聴力像を呈するものに限る。)
神経症状を呈する脳放射線壊死に対する核医学診断及びベバシズマブ静脈内投与療法
適応される症状:神経症状を呈する脳放射線壊死(脳腫瘍又は隣接する組織の腫瘍に対する放射線治療後のものに限る。)
血液透析併用バルーン塞栓動脈内抗がん剤投与及び放射線治療の併用療法
適応される症状:局所浸潤性膀胱がん(尿路上皮がんを組織型とするものであって、従来の治療法による治療が困難なものに限る。)
ボルテゾミブ静脈内投与、メルフェラン経口投与及びデキサメタゾン経口投与の併用療法
適応される症状:原発性ALアミロイドーシス
解離性大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術
適応される症状:保存治療が困難なスタンフォードB型解離性大動脈瘤
慢性心不全に対する和温療法
適応される症状:慢性心不全
自己口腔粘膜を用いた培養上皮細胞シートの移植術
適応される症状:角膜上皮幹細胞疲弊症(二十歳以上かつ書面により同意した場合であって、移植の対象となる眼球の角膜上皮幹細胞が角膜全体にわたり疲弊し、角膜の表面全体が結膜組織で被覆されているものに限る。)
食道がんの根治的治療がなされた後の難治性の良性食道狭窄に対する生分解性ステント留置術
適応される症状:食道がんの根治的治療がなされた後の難治性の良性食道狭窄(内視鏡による検査の所見で悪性ではないと判断され、かつ、病理学的見地から悪性ではないことが確認されたものであって、従来の治療法ではその治療に係る効果が認められないものに限る。)